糸島市議会 > 2013-09-12 >
平成25年 第4回糸島市議会定例会(第4日) 議事日程・名簿 2013-09-12
平成25年 第4回糸島市議会定例会(第4日) 本文 2013-09-12

  • "生の松原"(/)
ツイート シェア
  1. 糸島市議会 2013-09-12
    平成25年 第4回糸島市議会定例会(第4日) 本文 2013-09-12


    取得元: 糸島市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      (午前10時00分 開議) ◯議長(有田継雄君)  改めておはようございます。会議に入ります前に、傍聴人の方に申し上げておきます。  最近、傍聴席から御発言とか拍手とか、そういうとが起こっております。このことにつきましては、規則で禁止されておりますので、ぜひそのようなことがないように協力をお願いしておきたいと思います。  ただいまの出席議員は23名です。よって、会議は成立いたしましたので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりでございます。  これより議事に入ります。 日程第1 一般質問 2 ◯議長(有田継雄君)  日程第1.一般質問を行います。  質問は事前の抽せん順に許可します。  2番松月よし子議員の発言を許可します。松月議員。 3 ◯2番(松月よし子君)  それでは、始めさせていただきます。市民福祉常任委員会の松月よし子です。議長の許可を得ましたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  おはようございます。引津・芥屋公民館統合後の芥屋公民館の利活用につきまして始めさせていただきます。  都合によりまして、質問の順番を変えて進めさせていただきます。  まずは行革の視点について、指定避難所について、松枯れ等、最後が芥屋公民館の今後についての4点でございます。  社会教育関連につきましては割愛させていただきます。  それでは始めます。
     校区公民館の芥屋公民館と引津公民館が小学校区に1校区公民館ということで、引津校区に2つあった公民館が平成26年4月に校区公民館として引津公民館に統合されます。そこで、統合後も社会教育施設であった芥屋公民館の建物は残るわけですが、建物を残さない選択、解体も選択肢に入っているのか、芥屋公民館の施設の利活用についてどのようにお考えかを伺っていきたいと思います。  行革の視点についてに入りますが、第1次糸島市行政改革大綱に基づいて、行財政健全化計画の中で、項目には校区公民館のあり方の調査検討、引津校区の公民館削減年次計画は廃止と計画上書いてあります。効果見込み額が1,193万7,000円と書いてあります。この効果見込み額は、確かに閉鎖してしまえばそのとおりだと思います。ただ、閉鎖がベストと思えません。行財政改革での歳出削減、抑制は大事な取り組みでございます。が、松本市長が掲げられました均衡ある発展、どこを切っても金太郎あめではない。地域特性を行かす施策は、地域を活性化する一つの大きな魅力だと私は思っております。  次に上げます指定避難所の件や糸島市にとって大きな課題の一つである…… 4 ◯議長(有田継雄君)  松月議員、一問一答方式ですので、間違いにならないように。 5 ◯2番(松月よし子君)続  はい。広大な国有林の松枯れの問題等、糸島の行政改革の視点からどのようにお考えか、どのような考えをお持ちかを伺います。 6 ◯議長(有田継雄君)  行革の視点からということで入ってください。柴田企画部長。 7 ◯企画部長(柴田 潔君)  行革の視点から、そういった公民館を含めての公共施設のあり方、活用方法について基本的な考え方についてのお尋ねだと考えております。  施設運営の基本は、少ない経費で質の高いサービスを提供することです。そこで、既存の公共施設については、費用対効果を検証し、常に有効活用に努める必要があります。ただし、当初の目的を果たした施設につきましては、市民ニーズや行政課題を検証した上で用途変更や取り壊しを検討することになります。  以上です。 8 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 9 ◯2番(松月よし子君)  次に行きますけれども、指定避難所という物の考え方ですね。6月議会でも中村議員も芥屋公民館の指定避難所のことを取り上げておられましたが、現在の芥屋公民館は指定避難所でございますけれども、指定避難所についての芥屋公民館についてお考えを伺います。 10 ◯議長(有田継雄君)  三角危機管理部長。 11 ◯危機管理部長(三角孝志君)  芥屋公民館の指定避難所の考え方でございますけれども、今、議員お話しされましたように、芥屋公民館は、現在、一時避難所として指定をいたしております。  統廃合後につきましても、当然、風水害、あるいは津波の避難所となり得るというふうに思っておりまして、芥屋地域の重要な避難所であるというふうに考えております。  以上でございます。 12 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 13 ◯2番(松月よし子君)  今おっしゃったことに対しまして、芥屋公民館はUPZの部分が引津校区では大半でございますけれども、それに対してはどのようにお考えがありますか。 14 ◯議長(有田継雄君)  三角危機管理部長。 15 ◯危機管理部長(三角孝志君)  原発災害の場合につきましては、糸島市外に避難をする計画を今進めておりますけれども、避難する際におきましては、当然、芥屋公民館につきましては、一時集合場所として活用はできるというふうに思っておるところでございます。 16 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 17 ◯2番(松月よし子君)  ということは、指定避難所としては非常に重要な施設であるということを担当のほうは思っておられるということだと思います。  次に、昨日、松枯れのことで吉丸議員も一般質問があったわけですけれども、松枯れ対策や海岸線保全の拠点などの利活用ができないかということにつきまして、執行部のほうはどんなふうにお考えがあるかをお伺いいたします。 18 ◯議長(有田継雄君)  洞農林水産部長。 19 ◯農林水産部長(洞 孝文君)  昨日、吉丸議員の一般質問で答弁いたしましたように、今後アダプト制度を取り入れて、行政としても運営をしていただける団体の育成をしていくということにしております。このことから、いろんな清掃用具だとか、事務的な事務を行う場所も必要でございますので、どこか拠点になるものは必要であるというふうに考えております。  以上でございます。 20 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 21 ◯2番(松月よし子君)  それは、今拠点という考え方をおっしゃいましたけれども、実際に昨年ボランティアとか、そういう方たちが集まっておられましたけれども、どのくらいのボランティアの人数とか、そういうことは情報を得ておられるか、お伺いいたします。 22 ◯議長(有田継雄君)  洞農林水産部長。 23 ◯農林水産部長(洞 孝文君)  ことしの初めに松の小枝を拾う作業をしていただきました。100人弱の方がお集まりになられたというふうに私ども現地のほうに行って確認をいたしておるところでございます。 24 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 25 ◯2番(松月よし子君)  そのように、100人ぐらいの方たちが年間何回も、多分ボランティアで集まって枝拾い等をされていると思っております。それも地元とかボランティアとか、さまざまな方とか、市内、市外からもいろいろと協力をしていただいているんじゃないかと思っております。  それでは、芥屋公民館の今後について、執行部のほうはどのように考えておられるか、お伺いをしたいと思います。 26 ◯議長(有田継雄君)  田浦総務部長。 27 ◯総務部長(田浦晃幹君)  お答えをさせていただきますが、まず、芥屋公民館、統合後につきましても、引き続き市のほうが保有をいたします。その中で利活用をするための検討を今後させていただきたいと思いますけれども、先ほど松枯れ対策の拠点というようなこともございましたが、そういったことも含めて前向きに検討させていただきたいというふうに思っております。  ただ、施設の管理業務ということももう1つございますので、こういったところにつきましては、民間等への委託、そういったことを検討していきたいと、このように考えております。  以上でございます。 28 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 29 ◯2番(松月よし子君)  そういう利活用を今から芥屋公民館ではしていただくということで、本当にあそこが活性化をしていくということで、市長が言われる均衡ある発展という意味で、非常に役立つ施設になるんではないかと思っております。  その管理の問題ですが、管理業務に指定管理というような形で管理をしていかれるのかどうか、その辺の展望とかいうのはお考えになっておられるか、お伺いいたします。 30 ◯議長(有田継雄君)  田浦総務部長。 31 ◯総務部長(田浦晃幹君)  具体的な施設の利活用について、今後検討してまいりますので、どのような拠点にするかというようなことが前提になりますので、指定管理者、あるいは管理業務、こういったいろいろな手法があろうかと思いますので、利活用とあわせて検討させていただくということでお答えをさせていただきます。 32 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 33 ◯2番(松月よし子君)  それでは、どうぞ芥屋公民館の利活用についてはお願いをいたします。  それでは、通学合宿について入ります。  糸島市では、長期総合計画で子供たちが健やかに育つまちづくりを基本目標に、青少年健全育成を推進しておられると思っております。  今ちょうどきょう、可也公民館では6泊7日、桜野公民館では2泊3日の通学合宿が行われております。他の公民館でも次々と行われると思いますが、通学合宿の取り組みの現状とその効果について伺います。 34 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 35 ◯教育部長(井土敏幸君)  まず、通学合宿でございますけれども、これは子供たちが地域の人たちの協力を得ながら一定の期間、これは2日から7日間ほどになっておりますけれども、家族から離れまして校区の公民館や自治公民館などで、同じ場所に寝泊まりをしながら、その場で炊事、洗濯など仲間と協力し合いながら学校に通うと、こういう制度でございます。  この活動の効果でございますけれども、学年が異なる子供たちが集団での活動を通じまして、自主性や協調性など豊かな人間性を育み、生きる力をつけるものでございまして、子供たちの健やかな成長のために大きな効果があるというふうに考えております。  また、地域が主体となって取り組むということでございまして、地域の教育力の向上、これにも役立っているというふうに認識をいたしております。  それから、平成25年度の通学合宿の事業の取り組みの状況でございますけれども、まず、今年度は雷山校区、それから深江校区、可也校区、桜野校区、引津校区、この5校区におきまして通学合宿が実施されるという形になっております。  以上でございます。 36 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 37 ◯2番(松月よし子君)  そのように通学合宿の効果というものを今答弁いただきましたが、それでは、通学合宿と県と市との関係について伺いたいと思います。 38 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 39 ◯教育部長(井土敏幸君)  まず、県でございますけれども、福岡県では、教育力向上県民運動の地域の取り組みの一つとして、この通学合宿の取り組みを推進しております。具体的には、小学校区単位で組織をされます実行委員会に事業を委託し、通学合宿の運営状況の把握や指導、支援、あるいは成果の検証評価、また、さらには事業成果の普及啓発等でこれを拡大していくと、このような取り組みを行ってあります。  市でございますけれども、市といたしましては、福岡教育事務所と連携をしながら通学合宿事業の支援、アドバイス等を行っておるところでございます。  具体的には、市立公民館と高齢者憩いの家につきまして、通学合宿に限って宿泊利用をできるようにいたしておりまして、この事業が円滑に行えるように対応しております。このようなことで教育委員会は対応しているところでございます。  以上でございます。 40 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 41 ◯2番(松月よし子君)  県のほうは、今おっしゃったように、県民運動というところで実施をしているということでございますが、そのほかに、通学合宿に関しては、福岡県の教育施策の実施計画の中でも位置づけられていると思っております。  それで、今、市の役目としてというところでお話をいただきましたが、実際の現場とのかかわりとか、そういうところについてはどのようなかかわりを持っておられるかを伺います。
    42 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 43 ◯教育部長(井土敏幸君)  先ほど述べました施設利用の夜間の利用でございますけれども、加えて申し上げますならば、他団体との公民館利用の調整、あるいは公民館だより等を利用いたしまして、この事業に取り組んでいただきますボランティア等の協力依頼、このようなことを、いわゆる業務と申しますか、教育委員会の公民館事業としては取り組んでいるという状況でございます。 44 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 45 ◯2番(松月よし子君)  どちらかというと事務的な仕事をしていただいておりますけれども、子供の心を育てるという意味では、公民館の職員さんとか、地域の方、ボランティアの方、保護者など本当に数多くの方たちが校区公民館、雷山の憩いの家とかで非常によく動いていただいておることには私も頭が下がることでございますけれども、そういうところで、市役所の担当の方というのは、人と会って話をするというところは、仕事としてはしないということでございますか、ちょっとその辺を確認させていただきたいと思います。 46 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 47 ◯教育部長(井土敏幸君)  この取り組みのやり方というのはいろいろあるようでございます。基本的には自主的に公民館を使わずに、例えば、ここにお持ちしておりますけれども、これは昨年の11月の広報で紹介されておるんですけれども、芥屋区の公民館、自治公民館でございますけれども、こちらを利用されまして、昨年度は通学合宿が5日間なされております。こうしたいわゆる地域が本当に主体となってされているものもございますし、先ほど申し上げましたように、公立の公民館を利用しながらされているという事業もございます。一言に通学合宿と言いましても、そのやり方というのはさまざまでございます。  公民館を利用されているようなところ、あるいはこうした自治公民館のほうでされているような事業もかもしれませんけれども、公民館のほうの職員といたしましては相談等を受けているという状況でございます。  以上であります。 48 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 49 ◯2番(松月よし子君)  今ちょっと話はお伺いいたしましたけれども、じゃ、市は通学合宿というものをどのように位置づけをしておられるかを伺います。 50 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 51 ◯教育部長(井土敏幸君)  市では、地域の子供は地域で守り育てようというスローガンのもと、各校区で地域の実情に応じたさまざまな青少年育成の取り組み、これの展開をしていただいているところでございます。この一つといたしまして通学合宿があるというふうに考えておりまして、地域が主体となった学校、地域、家庭の連携による青少年の健全育成の効果のある取り組みの一つと、このように考えております。  以上であります。 52 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 53 ◯2番(松月よし子君)  効果というものをちゃんと認めてくださっているということを感じておりますが、昨年の10月14日、15日の2日間、外部評価事業がございました。その2日目、対象事業といたしまして青少年健全育成事業がありましたが、その事業概要説明書での現状の課題としまして、青少年育成指導員設置や青少年体験事業等は、旧前原市の事業を継承しており、旧市町で活躍や参加状況に差異が感じられるということを課題として上げておられました。開始年度が、昭和54年度、前原町となっております。これが私ちょっと違和感を感じるというのか、当然、前原町のそのままの施策をそのまま受け持って合併したときにそのまま事業として乗せてあるということのような感じがいたしますけれども、合併して4年になっておりますけれども、この辺の調整ですね、昨年の課題というものを上げられておりますので、ことし、今年度どのように反映をしておられるかどうか、その辺についてお伺いをいたします。 54 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 55 ◯教育部長(井土敏幸君)  このことにつきましては、現状の課題のところで旧前原市の事業を継承しており、旧市町での活動や参加状況に差異が感じられるということで述べております。  この事業につきましては、全市的に、旧1市2町の枠にとらわれずに全体的な事業といたしまして参加を呼びかけておるんですけれども、やはり熟度と申しますか、この事業の浸透ということがまだ進んでいない点もあろうかということで、いわゆるこれに参加される子供さんの割合と申しますか、各市町ごとの割合という、旧市町ごとの割合というのがさまざまという状況の中てこのような表記をさせていただいているところでございます。  また、外部評価におきましても、やはりニーズに合った取り組みに変更していく必要があるのではないかという御指摘も受けたところでございます。  このようなことから、アンケート等の調査も行いまして、今年度から少し事業につきましても変更させていただいているところでございます。今後につきましてもこのようなニーズ等を把握しながら、適宜そのときに合ったやり方というものを求めてまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。 56 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 57 ◯2番(松月よし子君)  今の答弁よくわかるんですけれども、そもそも合併したときに青少年健全育成という事業自体を全て前原の事業を中心に考えるんじゃなくて、通学合宿とかいうのも一生懸命やっているところもあるし、ほかの事業も多分たくさんあると思うんですけれども、その決定するときに、実際に全てをあわせてその中で選択をしてきたという経緯があるのかどうかというところをお伺いします。 58 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 59 ◯教育部長(井土敏幸君)  生涯学習のこの青少年育成の事業に関しまして、今おっしゃってある事業につきましては、ドリームトレーサーという、これが旧前原市が行っていた事業でございます。これを糸島市でも継続をしておるわけでございますけれども、前原市をベースに全ての事業を組み立てたということではございません。糸島市としてどういう事業をしていくのがいいのかということで、合併当初論議をいたしまして、現在の体制となっております。  また、通学合宿につきましては、志摩の桜野校区、そして、旧前原市では雷山校区、ここが早くから事業を行ってございまして、旧前原でも行われていた事業でございます。  こうしたことから、全体を見回しながら、今の糸島市としてどういう体制でどういう事業を行うのかということも、繰り返しになりますけれども、新市誕生の折にいろいろ検討いたしました結果が現在の事業となっておるところでございます。  また、繰り返しになりますけれども、先ほど述べましたように、ドリームトレーサーの事業につきましても、外部評価の結果を受けまして、やはりニーズに合った、今後もですし、これからもでございますけれども、ニーズに合ったものに、これは適宜変えていくという形になろうかというふうに思っております。  以上でございます。 60 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 61 ◯2番(松月よし子君)  この青少年健全育成につきましては、総合計画にも載っておりまして、今現状で事業として上げているもの、ドリームトレーサーとかどんぐりとかジュニアリーダー研修とかも個別に挙げておられますけれども、見直しがいつになるのかはわかりませんが、健全な青少年を育てようということは非常に糸島市にとってとても大事なことだと思います。やはりそこの見直しとかいうのは絶対必要なことだと思っております。  きのう定住化のほうでも答弁をされましたが、やっぱりそこに教育とか子育て、生活の環境を整えようというところで、糸島に住んで子育て、教育、本当に幸せだなという状況をつくるためには、やっぱりそこの健全育成、そこにはやっぱり力を入れていただきたい、そういう思いが私の中にあります。  二丈だの志摩だの前原だのと今言うことではないと、当然わかっておりますけれども、事業の広がりのあるように、そして、現実的に何をやらないといけないかという見直しですね、そこ辺は今から十分に行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 62 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 63 ◯教育部長(井土敏幸君)  先ほど個別名称を出しましたドリームトレーサー等でございますけれども、これは第1次糸島市長期総合計画、こちらのほうの中で主な取り組みというところで例示をして紹介をさせていただいている項目でございます。  青少年の育成につきましては、こうした事業のほかにも、子供と地域のつながりを強化し、世代間交流を円滑にするとかいう、こうした項目も設けております。こうした事業の中で、先ほど申されております通学合宿、当然念頭に置いてこうした計画は立てておりますので、文言として表記はされておりませんけれども、先ほど申しましたように、通学合宿に限っては公民館、あるいは高齢者憩いの家等の夜間宿泊と申しますか、宿泊は基本的に認めていない施設でございますけれども、その有効性から認めておる、こうした支援、あるいはこれをすることによって青少年の育成に役立つという観点から事業を取り組んでいる。この大きな柱というのは、この総合計画の中にも盛り込んでおるところでございます。  したがいまして、今後もそうした視点で支援、アドバイス等を続けてまいりたいと、このように考えております。  以上であります。 64 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 65 ◯2番(松月よし子君)  そういうことで、教育委員会も一生懸命取り組むということであろうと思います。  平成18年度の教育基本法が改正されまして、その後、社会教育法の改正、そして、その中に学校、家庭、地域の連携協力という項目がございます。教育振興基本計画に盛り込まれておりますけれども、糸島市でも生涯学習基本計画の中に青少年健全育成の推進を位置づけるとあります。家庭や地域、関係団体が一体となった青少年健全育成を推進するということでございまして、このようなことがありまして、その後にそういうことに対して事業費の補助を初め、青少年育成市民会議への積極的な運営支援を行いますということで計画に乗っております。  事業費の補助というところでございますけれども、実際に青少年市民会議から校区区民会議に、15校区に一律に補助をしていただいておりますが、通学合宿に関しましては、非常に参加費にばらつきがあったり、それはそこそこの事情があるわけですけれども、夢基金とか、そういうものを使って、一生懸命実行委員会で行っておられるということでございますので、その辺の事業補助というところもそんなに大きな事業補助ではないと思いますので、もし考えられる、検討することができるということであれば、またその辺も考える必要があるんではないかと思っておりますが、いかがでしょうか。 66 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 67 ◯教育部長(井土敏幸君)  この事業につきましては、地域の方々の子供に対する支援ということで考えておりまして、物心両面から支援をお願いしているところでございます。また、参加者の負担金、これによりましても運営されるべきということで考えておりまして、こうした観点から市からの補助金の交付というものにつきましては考えていないと、このような状況でございます。 68 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 69 ◯2番(松月よし子君)  昨年のドリームトレーサーでの外部評価のときにも、その参加費の問題が出ておりました。参加費が高い、安い、それで参加ができない、できるというところの条件がそれでいいのかというのがありましたので、それも含めて検討はしないということですが、含めて、今後、青少年の健全育成というところで、やっぱり子供を育てるということは糸島にとって本当に大切なことと思いますので、できる限りの検討をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 70 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 71 ◯教育部長(井土敏幸君)  青少年の健全育成、これにつきましては、市の直営と申しますか、市が直接かかわってやる事業、あるいは先ほど申されておりますように、校区単位と申しますか、地域の方々が中心になって公民館も事務局等に入って行う事業、あるいは少し形は違うかもしれませんけれども、夏休みの期間中に幾つかございました、例えば、青少年育成バレーボール大会、ソフトボール大会、あるいは相撲大会等々、いろいろなことが各地域で取り組んでいただいております。非常にありがたいというふうに思っております。一つ一つがやはり子供にとって大人になる過程でよい経験、大きな経験を積んでいるというふうに考えております。  いろんなことで地域の方々の御協力をいただいておるわけでございますけれども、それぞれに補助金を出しながらということは非常に難しい面もございます。やはり言いづらいことではございますけれども、できることにつきましては、やはり地域の力でお願いしたいというふうに考えておるところでございます。  以上であります。 72 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 73 ◯2番(松月よし子君)  そういうことでございますが、生涯学習基本計画の中のことも加味しながら、今後も検討ができる部分で検討していただきたいと思いますが、校区公民館の役割について入ります。  校区公民館は、通学合宿が行われる際に、校区公民館の役割として公民館職員がおられますけれども、そのときに施設提供基準があるわけですけれども、その点につきましてどのようにお考えがあるかをお伺いいたします。 74 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 75 ◯教育部長(井土敏幸君)  提供基準につきまして、夜間の部分の取り扱いというふうに考えておりますけれども、一部不備な点があろうかというふうに思っておりますので、この分については検討を重ねていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 76 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 77 ◯2番(松月よし子君)  済みません、その一部不備な点というのはどういうことなんですか。 78 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 79 ◯教育部長(井土敏幸君)  夜間につきまして、通常、公民館の場合、夜の10時までという形になっておりますけれども、宿泊利用を認めておる関係で、一日中あけていると、あけているというんじゃないですけれども、使っていただいているという状況がございます。  これにつきましては、基本的には職員を配置するというところで考えておるところでございますけれども、現状としてそこに至っていないということがわかりましたので、そのことを申し上げております。  以上でございます。
    80 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 81 ◯2番(松月よし子君)  ちょっと何か理解がしづらいところがありますけれども、公民館職員は、嘱託員の設置に関する規則というものがございますが、この公民館宿泊利用を許可するというところに、施設提供基準ですね、これに関しては、公民館職員がかかわることを条件とするとあります。そこ辺の嘱託員の設置に関する規則と非常にバランスが悪いということを私は思いますけれども、勤務時間等を決められて定められておられる中に、大勢のボランティアさんとか子供たちの青少年の健全育成という社会教育の立場が公民館の職員にはあるわけですね。その辺のことと当然バランスよく施設提供基準というものをつくっていただかんといかんと思いますけれども、その辺について、今そういうことをおっしゃったんですか。 82 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 83 ◯教育部長(井土敏幸君)  議員がおっしゃったとおりでございます。 84 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 85 ◯2番(松月よし子君)  じゃ、その辺の公民館の役割として管理責任が、職員として管理責任があると思いますので、その辺の見直し等を今から行うということでいいでしょうか。 86 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 87 ◯教育部長(井土敏幸君)  施設を提供いたしておりますので、施設管理者としての役割がございます。その部分につきまして、内規と申しますか、こちらの取り決めといたしまして、宿泊を伴う場合につきましては、人を配置した中で置くというふうに考えておったところですけれども、現実的にはそのようになっていないというところがございました。これにつきましては、先ほど答弁いたしましたとおり、検討して改めていきたいというふうに考えておるところでございます。  以上であります。 88 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 89 ◯2番(松月よし子君)  どうもありがとうございます。青少年健全育成、非常に糸島にとってとても大事なことと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  次に入ります。  九大連携研究助成金事業の研究成果の生かし方についてというテーマに入りますが、今回、新聞紙上に掲載された糸島半島における高密度重力探査を用いた基盤・断層構造の推定についてに入ります。  これにつきまして、今回の九大連携研究助成金事業の研究成果は市民の生命や財産を守る上からも非常に大きな成果だと思っております。  確認をいたしますけれども、この事業の目的は何だったのかをお伺いいたします。 90 ◯議長(有田継雄君)  馬場経済振興部長。 91 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  議員の御質問につきましては、この九州大学連携研究助成金事業の目的についてお尋ねであろうというふうに思っております。  この目的につきましては、この助成金の交付規定の第1条に規定がなされておりまして、そのまま読まさせていただきますが、「九州大学の持つ知的資源を活用し地域や行政の課題解決、地域資源の掘り起こし、市の魅力向上等を図ることを目的とする」ということで、このような目的に対しまして研究助成を行うということにいたしております。  以上です。 92 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 93 ◯2番(松月よし子君)  それは市民との関係とかはどういうふうになっておりますか。 94 ◯議長(有田継雄君)  馬場経済振興部長。 95 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  この研究助成の部分に当たりましては、補助を行う前に、事前に市民の方のほうにも、また行政内部においても、九州大学のほうに研究してほしい行政課題、要望等の部分につきましては、事前に調査を行うようにいたしております。そこで出された要望等の部分につきましては、九州大学のほうにきちんとお伝えをし、その中から研究者の方たちがその要望にお応えをして研究をしたいというようなことがあれば助成申請がなされるというようなシステムをとっております。  以上です。 96 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 97 ◯2番(松月よし子君)  今回、新聞紙上に掲載されたとわざわざその新聞紙上と入れておりますのは、新聞に糸島市と断層が掲載され、この文字に不安を感じている市民がいるということが否めない事実であるということです。  この事業は、研究成果を市民のために活用すると思っておりますけれども、研究成果をどのように活用するかというところに入りますけれども、研究成果については何を期待しておられたのか、また、事業選定に当たって慎重に選考されたと思っておりますが、その辺について簡単にお伺いいたします。 98 ◯議長(有田継雄君)  三角危機管理部長。 99 ◯危機管理部長(三角孝志君)  研究の成果に何を期待しておったかということでございますが、もともと糸島半島におきましては、1898年に糸島半島地震というのが記されておるところでございます。それから、国の調査におきましても、日向峠、それから小笠木峠断層というのが活断層であるという結果が出ておりまして、この活断層と糸島半島、さきにおきましては糸島半島との地震のつながりですね、このようなものが関連があるのかどうか、このようなものについて研究の成果を期待しておったというところでございます。  以上でございます。 100 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 101 ◯2番(松月よし子君)  私は本来、研究の成果についてちょっと一般質問をするつもりでございましたけれども、お聞きしましたところによりますと、成果というよりは、研究はまだ調査が必要ということで、まだ終わっていないということでございました。  今回、この事業は助成事業の、そして、まだ終わっていないというのに、今回の事業は助成事業の対象になっておりません。  次のところに入りますが、関係部課との情報を共有して、他の機関で調査研究を考えておられるのか、また、この研究は不安を感じている市民がいるからというか、当然市民に安全・安心の情報を流すべきだと思っております。  研究はお願いしても続けるべきだと思いますし、高密度重力探査を用いた調査は、調査費用がかからないという独自の研究と聞いております。関係部課での情報共有して判断をなさるんだと思いますけれども、どのような御判断を今からされるのか、しておられるのかをお伺いいたします。 102 ◯議長(有田継雄君)  馬場経済振興部長。 103 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  今、議員御指摘の分で助成対象事業にしなかったということでございますけれども、実際には、平成25年度のこの研究助成の部分におきまして、その調査を行ってあります先生のほうから助成申請がございませんでしたので、今回は補助対象にはならなかったということで御理解をよろしくお願いいたします。 104 ◯議長(有田継雄君)  三角危機管理部長。 105 ◯危機管理部長(三角孝志君)  研究助成の継続の分につきましては、今、経済振興部長が申し上げたとおりでございますが、担当します危機管理部といたしましては、今後の情勢につきまして、担当されました九大の先生からお話を伺ったところによりますと、今後、調査の継続を考えられております。その情報についても糸島市に提供することが可能というお話をいただいておりますので、今後、進められる九大の調査を待ちたいというふうに思っておるところでございます。 106 ◯議長(有田継雄君)  馬場経済振興部長。 107 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  今、危機管理部長のほうの答弁で、この研究をされておる先生のほうが継続調査の意向を持ってあるということのようでございますので、この研究助成の部分につきましては、この先生のほうも平成23年度、24年度補助対象ということで研究をなされました。実際に市のほうで助成研究を行っておる分については、3年間、3度補助を受けられたところもございますので、ぜひこの先生におきましても、今後、研究助成制度を再度活用いただければというふうに思っております。  以上です。 108 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 109 ◯2番(松月よし子君)  非常に大きな研究をしておられて応募がなかったというのは、何かいろいろとお互いの関係部課での情報の共有をされて、何か決定したことがあったんだろうと思いますが、もうぜひとも続けて研究をぜひともしていただきたいことだと思っております。  気になりますので、確認の意味で伺いますが、近年根拠のないうわさとか情報が人に不安をあおいだりすることがあります。今回の情報の流し方ですけれども、研究者は研究者の立場で、マスコミはマスコミの立場で今回伝えるべき情報をすぐ流されたのですけれども、市役所からの情報が流れてこないのはどうしてなのかなということを市民からも上がってきております。いつ市民に知らせることがベターとお考えなのかをお伺いいたします。 110 ◯議長(有田継雄君)  三角危機管理部長。 111 ◯危機管理部長(三角孝志君)  今回の情報の市民提供につきましては、今議員申し上げられましたように、当然中途な情報でございまして、これを流すことによりまして、かえって市民に不安をあおる等々のことも十分考えなければならないというふうには思っておるところでございます。  今後、市民にどの時点で提供するかということでございますけれども、調査が進みまして、一定の成果が得られた時点で市民のほうにはしっかりと周知を図っていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 112 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 113 ◯2番(松月よし子君)  それは大体予測してどのくらいの期間をおっしゃっておられるんですか。 114 ◯議長(有田継雄君)  三角危機管理部長。 115 ◯危機管理部長(三角孝志君)  今後の調査手法、あるいはどれぐらいかかるのかというものにつきましても、今後、九大の先生と協議をさせていただきたいというふうに思っておりますので、今ここでいつごろになるかというのは申し上げることはできません。  以上でございます。 116 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 117 ◯2番(松月よし子君)  市役所の市民に対する情報の流し方の中に、情報マネジメントということできちっと詳細な部分を整理しておられますけれども、中途半端な情報を流すのはよくないと言うんだけれども、そこは情報マネジメントという形で、市民には何らかのアプローチは必要なんではないかと私は感じますけれども、今流しっ放しの状態になっているということが何か策を考えないといけないという思いがしておりますが、その辺についてはいかがでしょうか。 118 ◯議長(有田継雄君)  三角危機管理部長。 119 ◯危機管理部長(三角孝志君)  御承知のとおり、情報が情報ですし、調査そのものというのは九大の先生にやっていただいているということもございますので、先ほども言いましたように、調査手法、それから市民への情報提供につきましても、九大のほうと協議をさせていただきたいというふうに思っております。 120 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。
    121 ◯2番(松月よし子君)  その辺の情報のマネジメントにつきましては、市役所のほうで、危機管理課だけではないことだろうと思います。内部での情報をお互いに精査しながら、ぜひ市民に安心な糸島市であってほしいと思っておりますので、お願いをいたします。  次の地域防災計画への反映を検討するのかというところがありますが、今は、調査研究の取り組みをどうするかの段階でありますので質問はいたしませんが、今回の研究助成金事業は今後の研究結果はわかりませんけれども、病院や避難所など重要な施設がかかっていないかなどの検証や、都市計画、地域防災計画への反映が必要な場合、糸島市を研究してくださる研究者がおられるという大きな成果があったと思っております。前もって市民の安心・安全な生活のために期待ができるということだと思います。  糸島市のため、知的資源の活用、九大との連携は松本市政の重要な施策の一つだと思っております。  最後に市長にお伺いいたします。この九大との連携事業でございますけれども、どのように評価をなさっておられるか、お伺いいたします。 122 ◯議長(有田継雄君)  松本市長。 123 ◯市長(松本嶺男君)  今まで4カ年度で約30の研究、合わせて2,700万円助成させていただいておるんですけれども、九大の総長、九大側からも非常に感謝されております。というのは、そういうのがきっかけになってゼミの学生の実地訓練にもなっているということでございます。私どももこれまでにいろんな研究成果が出ております。地理情報システムであるとか、あるいは特産品、ラー麦ラーメン、あるいは小水力発電、あるいはイノシシ肉のソーセージ、あるいはきのうは、カードシステム実証実験、こういうのは、これはまたお金の出どころは別なんですけれども、要するに、最大限私どもは対九大でこれからも連携協力させていただいて、市の発展に寄与していただける関係を続けていきたい、いければいいなと、こういうふうに思っております。 124 ◯議長(有田継雄君)  松月議員。 125 ◯2番(松月よし子君)  ぜひともそのような関係を続けていただきたいと思っております。  これで私の一般質問を終わります。どうもありがとうございました。 126 ◯議長(有田継雄君)  これをもちまして松月議員の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩します。  なお、再開は11時5分を予定いたしております。      (午前10時52分 休憩)      (午前11時04分 再開) 127 ◯議長(有田継雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、10番波多江一正議員の発言を許可します。波多江議員。 128 ◯10番(波多江一正君)  私は、市民福祉常任委員会、波多江一正でございます。ただいま議長の御指名をいただき、一般質問をいたします。  今回の質問は、ぱぴるす館移転と糸島市図書館のあり方について。  糸島市の市民図書館運営に意識を注いでいただき、喜ばしいことと思っております。このぱぴるす館移転について、市民が寄りつきやすく、使いやすく、また安全で役に立つ図書館でなければ、拙速に取りかかるべきではないと思い、ぱぴるす館移転について納得できるものか確認したく質問いたします。  まず、ぱぴるす館移転による改良点について、基本的にハード面、ソフト面、どのような改良点を考えて移転を計画されたのか、お尋ねいたします。 129 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 130 ◯教育部長(井土敏幸君)  移転によります改良点でございますけれども、幾つかあろうかと思っております。主なものを述べさせていただきます。  今回、九電跡地のほうに移転することによりまして、まず、施設の床面積でございますけれども、約2倍というふうになります。現在が736平米でございますけれども、これが1,593平米、このようになります。このため、開架面積、いわゆる広く来館者の方に本を選んでいただける配架をしている書架でございますけれども、こちらのほうの面積ですね、それを置いている面積が広くなります。  また、このことによりまして、今、行っていただきますとわかるように、本を並べまして、書棚の上にも並べているというような形で、今配架をしておるわけでございますけれども、こうした閲覧資料が普通の、通常の状態で多く配置ができると、このようになります。  また、座る場所ですね、そこそこでちょっと座って広げて読むと、こうした座席を各所に配置したり、あるいは今学習室、これは14の椅子しかございませんけれども、学習室のこの座席につきましても、現在の2倍以上ということで34席ほど確保できるという見込みとなっております。  また、今回の建物、3階建て、それと2階建ての部分の1階部分を図書館という形で利用したいというふうに考えておりますけれども、この3階建てという構造、これを生かしまして、各階を大きく年齢層ごとに区分することができます。こういったことを行うことによりまして、例えば配置計画でございますけれども、1階に一般書を中心に置きまして、2階が児童書、絵本、このようなものを中心に置く、3階が学習室、これを中心といたしました学習支援の場ということで、階層を分けることができます。  こうしたことで、現在ぱぴるす館、1フロアでございまして、幼児、あるいは子供たちの声がうるさいとかいう御指摘も受けているところでございますけれども、こうしたうるさいというような問題も一定解消できるものというふうに考えております。  また、駐車場でございますけれども、現在、文化会館等々、共用スペースになってございます。こうしたことから、大きなイベントが行われましたときは満車という形になりまして、図書館に来館されましても駐車場がないというようなことで御不便をかけておるわけでございますけれども、今回、新たに用地を求めることによりまして、今回の施設に専用的な駐車場といたしまして50台ほどの駐車スペースが確保できると、このようなことから、そうした駐車で御迷惑をかけておったことに対しましても、改善、改良ができるというふうに考えております。  また、運営側のメリットといたしましても、閉架書庫の一体化や事務室、作業スペース、あるいは駐車場が確保できます。  こうしたことから、ぱぴるす館、二丈館、志摩館の物流等がしやすくなりまして、3館体制でのサービスの向上につながるというふうに考えております。  今申し上げましたのが、主な今回の移転によります改良点というふうに捉えております。  なお、移転後でございますけれども、3館合わせましたところの総面積が約3,400平米となりまして、周辺の市を上回る面積を確保することができる、このようになっております。  以上でございます。 131 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 132 ◯10番(波多江一正君)  まず最初に、床面積のことを約2倍と言われました。我々もその辺の情報までしか最初ごろはわからなかったんですけど、この床面積が736平米から1,593平米と言われましたが、この中には隣の建物に300平方メートル閉架図書を置くということで、この3階建てで使える面積としては1,200平米、この1,200平米の中に各階のトイレとか階段、それから今の伊都文化会館にあります会議室をここに持ってくるということになっております。そうなりますと、これらを差し引きますと、最終的には932平方メートル。2倍じゃなくて125%、1.25倍、実際の図書館で使える広さは1.25倍、今のぱぴるす館の約半分の面積を3階に分けて使用するという形になります。この最初の何と言いますか、概略的な2倍の広さというところでちょっと正確な情報の提供じゃなかったんじゃないかなと思っております。  それから、図書館の環境としては、入り口は今のところ1カ所で限られており、現在のぱぴるす館に比べ開放的ではなく、書庫は隣の1階にありますが、天井の高さや横の広がり、周りの緑の環境等、基本的な使いやすさに無理があると思っておりますが、どのように考えておられますでしょうか。 133 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 134 ◯教育部長(井土敏幸君)  まず、入り口の件でございますけれども、まず当初提案いたしましたときといいますか、ことしの3月の段階で当初予算をお願いしたところでございますけれども、入口の部分につきましては、この用地の西側1カ所と、大きな車が入るのは1カ所という状況でございました。  今回、9月補正予算のほうでお願いをいたしておりますけれども、3月補正の中でも御質疑いただきまして、危ないということも考えなきゃいかんじゃないかという御指摘もいただきました。私どももそのように考えておったところでございますけれども、9月の補正予算のほうでお願いしておりますように、この市役所のすぐ前面の道路のほうから国道に向かっていきます、この道沿いのところから今回の用地に接続する敷地を購入するところでの予算要求をさせていただいております。これによりまして、この都市計画道路と道路から侵入できるところの間口といたしましては、用地の幅でいきますと約14メートル、この間口が確保できますので、その中で交通処理を考えていくことといたしております。  そういうことによりまして、入り口の問題、あるいは危険回避と申しますか、こうしたものにつきましては、改善できるというふうに考えております。  また、天井高の関係につきましても、設計の中で極力高めていくというところで考えております。  また、先ほどの御質問の中で面積的なことが述べられておりましたので、この部分につきましては、担当の課長より答弁させます。よろしくお願いいたします。 135 ◯議長(有田継雄君)  秋吉生涯学習課長。 136 ◯生涯学習課長(秋吉富男君)  現在のぱぴるす館でございますけれども、通常一般市民の方が図書館と認識しておられます本体部分、この分につきましては、611平米しかございません。そのうち開架部分に相当しますのが約400平米でございまして、今回、新しく計画しております分につきましては、議員がおっしゃいましたように900平米を超えるということで、2倍以上になるということでございます。 137 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 138 ◯10番(波多江一正君)  今の400平米というのは、もう一回説明してください、どういう内容ですか。 139 ◯議長(有田継雄君)  秋吉生涯学習課長。 140 ◯生涯学習課長(秋吉富男君)  現在のぱぴるす館の本体部分でございますけれども、その面積が611平米でございます。そのうち事務室等の部分を除きますと約400平米ということでございます。  以上です。 141 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 142 ◯10番(波多江一正君)  すると、その400平米の中に今7万2,000冊納まっているわけですね。今度、移転した場合は9万冊と聞いておりますが、面積が2倍になった割にはその蔵書の数は2倍じゃなくて、3割増しということですが、これはどういうことでしょうか。 143 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 144 ◯教育部長(井土敏幸君)  図書でございますけれども、まず建物、今回移転後の建物でございますけれども、収容能力といたしましては、先ほど議員おっしゃったとおりでございますけれども、まずは現行のぱぴるす館のほうから図書等を移動してまいりまして、その後、買いためていくということになりますので、一挙にいっぱいいっぱいのところまで蔵書計画を持っておりませんので、そのような数値となっております。御理解よろしくお願いいたします。 145 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 146 ◯10番(波多江一正君)  今、私が言っているのは、ぎりぎりまで入れた蔵書の数を聞いたんですけど、それが9万冊まででしょ。そういうことでしょう。 147 ◯議長(有田継雄君)  秋吉生涯学習課長。 148 ◯生涯学習課長(秋吉富男君)  開架の蔵書数でございますけれども、現在はそういう計画をしております。なぜかと言いますと、現在のぱぴるす館の課題でございます居場所の確保、ゆったりしたスペースを確保したいということで、開架に置く蔵書については、そういった数字を計画しておるというところでございます。ただ、閉架のほうを直接併設いたしますので、そこも含めてフルに図書サービスを行うということでございます。 149 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 150 ◯10番(波多江一正君)  ちょっとよく納得できんのですけど、当初の2倍という数字は736平米が1,500平米で2倍という説明があったわけですよね、最初は。それは間違いございませんね。 151 ◯議長(有田継雄君)  秋吉生涯学習課長。 152 ◯生涯学習課長(秋吉富男君)  実際、そのようになっておると思っております。 153 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 154 ◯10番(波多江一正君)  次、その400平米が932平米にと、2倍というのは、これはまたどういう……。(「わかりやすく教えて」と呼ぶ者あり) 155 ◯議長(有田継雄君)  もうちょっとよくわかるように説明して、同じことを何遍も。(発言する者あり)まだ指名していません。秋吉生涯学習課長。 156 ◯生涯学習課長(秋吉富男君)
     一般の市民の方が通常御利用なさいます書架が並べられおる部分の面積でございます。 157 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 158 ◯教育部長(井土敏幸君)  改めて答弁させていただきます。  まず、一番最初に私が冒頭申し上げました736平米が1,593平米になると、これにつきましては、建物の基本的に総面積の話でございます。  それから、ぱぴるす館の400平米が今後981平米、900平米を超えるというふうに説明いたしました。これは、開架の書棚ですね、これを置いているところのスペースでございますので、一番最初に申し上げております数字からいきますと、事務所のスペースだとか、閉架のスペースだとか、もろもろのスペース分を取り除いておりますので、このような数字の差が出ておるという状況でございます。  以上でございます。 159 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 160 ◯10番(波多江一正君)  いずれにしろ、今のぱぴるす館の約半分の面積が3階に分かれるということですよね、そういうことですよね。 161 ◯議長(有田継雄君)  一遍答えとうことやろ。同じことの繰り返しになりようたいね。違おうが、そこばはっきり言うちゃらんと。秋吉生涯学習課長。 162 ◯生涯学習課長(秋吉富男君)  波多江議員の今の御発言は逆でございまして、2倍の面積が3階に分かれますということでございまして、図書館の開架の面積が400平米から900平米を超える面積になりますと、3階合わせてなりますということを申し上げております。 163 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。質問されるのは議員の権利でございますけど、十分に納得して御質問をしていただかんと、同じような質問になりますので。(発言する者あり)いや、だから……。波多江議員。 164 ◯10番(波多江一正君)  ちょっと、きちっと納得しづらい面があるんですけど、その次ですね、この2階と3階に司書のカウンターが用意されてあるかどうかをお尋ねいたします。 165 ◯議長(有田継雄君)  秋吉生涯学習課長。 166 ◯生涯学習課長(秋吉富男君)  2階、3階におきましては、現在サービスカウンター的なものは置く計画を持っております。司書の配置については、考えておりません。 167 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 168 ◯10番(波多江一正君)  2階と3階に司書がいないということになると、相談事とか来館者の安全性については、どのように考えてありますでしょうか。 169 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 170 ◯教育部長(井土敏幸君)  先ほど、答弁の中で──済みません、置かないということではございません。常設してそこにいるということではないということでございまして、当然、図書館の中、司書が巡回し、あるいは本の整理といいますか、作業を行いますので、基本的にはそれぞれの階に図書司書は巡回しているという状況だというふうに思っております。したがいまして、ずうっと座って同じ場所でテーブルで来館者の方を待っていると、常時ですね。極端に言いますと誰もいらっしゃらなくても職員はちゃんと座っていると、このような状況ではないということで課長答弁いたしましたので、どうぞよろしくお願いいたします。 171 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 172 ◯10番(波多江一正君)  今回、伊万里市民図書館の館長に市政アドバイザーということになっていただいているということですが、どのようなアドバイスがありましたでしょうか。 173 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 174 ◯教育部長(井土敏幸君)  まず、こちらのほうから代替の案といいますか、こういった形で持っていきたいなということで、持っていきました。この案につきましては、まず事務方がたたき上げまして、それを現在の図書館のぱぴるす館、あるいはほかの館でございますけれども、図書司書の方、あるいは館長の方たちに見ていただきまして、案を練り上げました。その時点で子供の図書は3階がいいだろうというふうに──当初の事務局では2階というふうにしていたんですけれども、3階がいいだろうというふうに変えまして、そうした変更案という形の中で見ていただきましたけれども、伊万里の図書館のほうで館長のほうに見ていただきましたら、これはやっぱり人の流れからすると3階ではなくして2階がいいよというようなことで、具体的にはそうした全体を見回したところで、伊万里の図書館の館長さんの識見を持った中での──何点かいただいておりますけど、ちょっと宙に覚えておりませんで申しわけありませんけれども、今、私が覚えておりますのは、そうした具体的な案をいただいたということでございます。  また、あと不足する分につきましては、課長のほうから答弁すると思います。 175 ◯議長(有田継雄君)  秋吉生涯学習課長。 176 ◯生涯学習課長(秋吉富男君)  当日、アドバイスいただきました件でございますけれども、まず階層分けでございますけれども、利用者の滞在時間を考慮して配置すべきということをいただいております。  暮らしや趣味等の一般書は貸し出しが多いため、利用者の滞在時間が短い、その他、調べ学習で利用される方は滞在時間が長いため、1階から3階までの動線を考えると、調べ学習などの資料は3階に置いたほうがよいのではないか。  それから、一般書と児童書を1階、3階に分けると、お子さん連れの利用者には不便である。また、エレベーターや階段なども1階と3階の往復が主体となるため、動線上混乱するのでは。  それから、事務スペースを各階に配置すると混乱が予想される。職員側から見て利用しやすい配置を考えるべき。  それから、利用者の使いやすさも大切さであるが、返却ポストの位置などを含め、職員が働く上での動線も重視すべきである、こういったアドバイスをいただいております。 177 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 178 ◯10番(波多江一正君)  ちょっと今のところで納得できないところがあったんですけど、ちょっと今あれなんですけど、3階に分けて──ちょっとまた思い出したとき言います。  何かちょっと釈然とせんところがあったんですけど、あ、そうか、各階に司書を配置すると何とおっしゃいましたかね、ちょっとその辺もう一回言ってください。 179 ◯議長(有田継雄君)  秋吉生涯学習課長。 180 ◯生涯学習課長(秋吉富男君)  もう一度読ませていただきます。  事務スペースを各階に配置すると混乱が予想される。職員側から見て利用しやすい配置を考えるべきということでございます。 181 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 182 ◯10番(波多江一正君)  どういう混乱ですか。 183 ◯議長(有田継雄君)  秋吉生涯学習課長。 184 ◯生涯学習課長(秋吉富男君)  例えば、貸し出し業務に例えますと、1階と3階で仮に全部貸し出した場合、図書館から出られる方が、その図書の貸し出しをされたのか、されないのか、そういった確認作業も当然出てまいります。3階で借りられた方を、たびたび1階で呼びとめて確認する、そういったことも想定されまして、そういう混乱というふうに思っております。 185 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 186 ◯10番(波多江一正君)  貸し出し業務は、その階の司書にいろいろ相談して本を借りるような借り方があるわけですよね。伊万里の図書館では、あそこはワンフロアですけど、中央カウンターの別に子供用は子供用で2人司書を置いて対応すると、これは常に相談事を受けながらしていくというのが一番図書館の重要な機能というふうに受け取っているわけです。  各階に司書を置くと混乱するとか、そういう発想は全然考えられないんですけど、その受け取り方の間違いじゃないかと思うんですよね、それは。 187 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 188 ◯教育部長(井土敏幸君)  先ほど課長のほうが答弁いたしました内容につきましては、伊万里の図書館長さんがおっしゃったとおりのことを控えて記述してきておりますので、そのようなことでおっしゃってございます。いろんな考え方はあろうかと思いますけれども、その場で私も聞いておりましたけれども、そのように表現をされました。  以上でございます。 189 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 190 ◯10番(波多江一正君)  図書館サービス検討委員会というのがございまして、8月の委員会でこれが終わったわけでございますが、ここの委員会にこの移転図書館について検討されたことはございましたでしょうか。 191 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 192 ◯教育部長(井土敏幸君)  これまでも、たびたびこの御質問にはお答えしたと思いますけれども、このサービス検討委員会につきましては、建築に関して、いわゆるハード面での検討をいただく委員会ではございません。したがいまして、審議の中でこれを論議していただいて決をとる、委員会として可否を問うと、こういったものではございません。これは、今まで述べたことと変わりございません。  ただ、市民のいろんな知識を持った方がお集まりいただております貴重な機会でもございますので、こうしたことを考えているというようなことも述べさせていただいて、御意見、いろんな考え方を持ってございます、そうした御意見を聞かせていただいたと、このような状況でございます。  以上であります。 193 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 194 ◯10番(波多江一正君)  最後の委員会を傍聴させていただきましたけど、今おっしゃるハードの面は、それは確かに聞かんでもいいけど、ソフトの面についての意見の提供といいますか、要求はされましたでしょうか。 195 ◯議長(有田継雄君)  秋吉生涯学習課長。 196 ◯生涯学習課長(秋吉富男君)  今回の意見の分につきましては、今年度に入りましてサービス検討委員会の中でも御意見を伺っております。最後の会議では出ませんでしたけれども、検討委員さんたちも現地を見ていただいて、意見もいただいております。運営の分についても意見はいただいております。 197 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 198 ◯10番(波多江一正君)  最後の委員会の検討委員会の前に、この委員長にどういう検討をされましたかと質問したんですけど、その件については全然話し合ってないよということで、この最後の会が開かれました。この会の最後に、終わった後ぐらいに図面を委員の方に見せて、またすぐ回収されたんですけど、これで検討なされたというふうに考えてあるわけですか。 199 ◯議長(有田継雄君)
     井土教育部長。 200 ◯教育部長(井土敏幸君)  今、委員長のほうに御確認されたということでございますね。委員長につきましては、3回目の会議については欠席をされておりましたので、その部分についての御発言だったのかなというふうに理解いたします。  以上でございます。 201 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 202 ◯10番(波多江一正君)  委員長──欠席したときの中でもそういう検討があったという話は聞いておりません。 203 ◯議長(有田継雄君)  秋吉生涯学習課長。 204 ◯生涯学習課長(秋吉富男君)  その委員会の正式な議題でございませんので、委員会の最後に御意見を伺ってきております。ただ、具体的な意見については、ほとんど出なかったという状況もございます。  以上です。 205 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 206 ◯10番(波多江一正君)  この問題まであれしてもあれですけど、きちんとした態度で聞いてないというふうに受け取っております。最後に図面を配って、今見て、今意見を言えということは言われないということを委員の方も言ってありましたので、その辺の配慮が足りなかったんではないかと思っております。  次に。 207 ◯議長(有田継雄君)  答弁は要らんと、これ。 208 ◯10番(波多江一正君)  まだ何かありますか。 209 ◯議長(有田継雄君)  秋吉生涯学習課長。 210 ◯生涯学習課長(秋吉富男君)  委員会のほうに最終的に最後の4回目に大まかな配置図面を見せております。それまで内部で検討を重ねてきておりましたので、当初の施設の構想については前の委員会で示しておりました。ただ、より具体的な資料を出すというのが4回目になったということでございます。 211 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 212 ◯10番(波多江一正君)  今度の移転ということで、図書館運営に関心を注がれたことは喜ばしいことと思っておりますが、移転の基本的動機理由である実質的な広さとか使いやすさ、また、交通の安全性から考えて、教育施設としては使えても、市民がこれから長期にわたって使う図書館としては適当とは思われない。市政アドバイザーである伊万里市民図書館長の古瀬館長の話を聞きましたが、これは暫定図書館としては考えられるが、中央図書館としては、5年から6年で満杯になるでしょうと話してありました。  以上、検討の結果、多額の費用をつぎ込んで移転するには余りに利点が少なく、将来に禍根を残すことになるのではないかと思うわけでございますが、市長、どのように考えられますでしょうか。 213 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 214 ◯教育部長(井土敏幸君)  伊万里の図書館の館長のお話をされましたけど、私どもは、まずそのように伺っておりません。  それから、利用の仕方でございますけれども、冒頭述べましたように、いわゆる市街地の本当に公共交通機関からの利便性があるところで、そうした場所であれだけの広さ、1,000坪でございますけれども、これだけの敷地が確保できる。車での往来に対しまして駐車場の確保もできる。それから、施設の面積についても倍になるということで、現在、夏休みごらんになったかとも思いますけれども、例えば学習室につきましては、常に満杯状態でございまして、随分前から順番待ちといいますか、入れかえのための順番取り、このようなことで非常に御不便をかけております。早くこのことを解消するということも大切な課題でございます。これは、今まで述べてきたとおりでございます。  そうした現実的な図書館利用の方々の要望に応える一番いい方法として、今回の計画を上げさせていただいておりますので、どうぞ御理解のほうよろしくお願いしたいというふうに思っております。  以上でございます。 215 ◯議長(有田継雄君)  傍聴席の方に申し上げます。  私語を慎んでいただきますようにお願いします。松本市長。 216 ◯市長(松本嶺男君)  当初予定どおり進めさせていただきます。と申しますのは、本年度の当初予算で公有財産購入費、それから、実施設計の委託費、合わせまして約6,600万円の予算が承認していただいております。ということもございまして、予定どおりいきたい、このように思っております。 217 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 218 ◯10番(波多江一正君)  2番目の平成24年度糸島市図書館サービスの実績について、市民1人当たり貸し出し点数、登録率、利用率、地域別状況についてお尋ねいたします。 219 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 220 ◯教育部長(井土敏幸君)  申しわけありません。ちょっと聞き取り──私のほうがちょっと能力が足りませんで、聞き取ることができませんでしたので、もう一度、済みませんけれども御質問いただけたらと思います。 221 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 222 ◯10番(波多江一正君)  項目別に、市民1人当たりの貸し出し実数は、どのくらいになっておりますでしょうか。 223 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 224 ◯教育部長(井土敏幸君)  平成24年度の実績で申し上げますと、4.5冊という状況でございます。 225 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 226 ◯10番(波多江一正君)  望ましい基準では、何冊になっておりますでしょうか。 227 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 228 ◯教育部長(井土敏幸君)  ほぼ倍の10冊程度だというふうに──望ましい基準とおっしゃっておりますけど、これは日本図書館協会が出してあるということで、文科省の分ではございませんですね。図書館協会が出してあります望ましい基準からいきますと、恐らく10冊ぐらい、私どもが約半分ぐらいの状況だというふうに認識しております。  以上でございます。 229 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 230 ◯10番(波多江一正君)  11.9冊、約12冊ですね。これで地域別に見ますと、前原が4.4冊、二丈が5.3冊、志摩が4.6冊ということで、4.5冊以下の校区が15校区中8校区、前原では9校区のうち6校区、4.5冊です。志摩は3校区のうち2校区が4.5冊以下ということになっておりますが、これはどんなふうに捉えてありますでしょうか。 231 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 232 ◯教育部長(井土敏幸君)  そもそも望ましい基準とは何ぞやという形になろうかと思いますけれども、これにつきましては、同様の同じような規模の図書館の上位10団体、10%ですかね、例えば100同じような図書館があれば10位の中の平均のところということでございます。  これまでも答弁いただいておりますけれども、望むべきは、やはりいいところに見習えでございますので、そのとおりでございます。いいところが、こういったことでございますが、糸島市の場合、一番古いぱぴるす館で8年目と、こういう状況もございます。今から伸びてくるということで考えておりますし、また伸ばしていかなければいけないというふうにも考えております。  また、図書館での貸し出しにつきましては、私ども今、最高限度10冊までの貸し出し制限を設けております。図書館によっては、この制限を設けてないようなところもあるようでございます。そうしますと、借りたい方がたくさん借りられる状況がございますので、必然的に貸し出し冊数もふえてくるというような状況もございます。  いろんなことが要因ではあろうかと思いますけれども、私どもといたしましては、まずPRに努めながら、図書館の利用を進めていきたいと、このように考えているところでございます。  以上であります。 233 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 234 ◯10番(波多江一正君)  望ましい基準の半分しかないということに対する問題の捉え方が、まだはっきりしてないと思います。図書館は、市民の税金で運営されております。市民は、平等に全域で図書館サービスを受ける権利があります。行政のほうは、みんなに行き渡るように、平等に図書館サービスが行き渡るようにする義務があるわけですけど、先ほど言いましたように、4.5冊以下のところは15校区中8校区あるということで、一番多いところは南風の7.9冊ということですけど、この差額といいますか、この格差ですね、格差についてはどんなふうに思ってありますでしょうか。 235 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 236 ◯教育部長(井土敏幸君)  まず、先ほどの数値、図書館協会が出してあります望ましい基準の半分に満たないということでございますが、県平均とはほぼ同じぐらいの数字になっておるということで、前回ですか、答弁をさせていただいたと思っております。福岡県の平均的な数字まで近づいてきているのかなというふうに思っております。  また、権利と義務の関係をおっしゃってございますけれども、制限はかけておりません。どの地域の方でも御自由に使っていただけるように体制をとっておりますので、義務を制限したものではございません。義務というよりも、済みません、権利を制限したものではございませんので、どんどん使っていただきたいということは変わりございません。このPRが私ども少し足りないのかなというところでも考えておりますので、イベント等も開催しながら、その利用頻度と申しますか、貸し出しが伸びる施策をとっておると、このような状況でございます。  それから、現行といたしまして、人口1人当たりの貸し出し冊数、高いところで7.9冊というところがございます。やはり需要と供給と申しますか、それだけ本を読みたいという方がこの地域に住んであるということだろうと思っております。これは、分析することはちょっと難しゅうございますので、今はしておりませんけれども、やはり本に対する思い、こういったことが習慣づかれているのかなというふうに理解しておるところでございます。  以上でございます。 237 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 238 ◯10番(波多江一正君)  図書館を利用する人の距離ですね、図書館からの距離は、今まで研究されて定説がありますが、どのように理解してありますでしょうか。 239 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 240 ◯教育部長(井土敏幸君)  議員も御承知かと思います。この一番多い南風校区ですけれども、南風校区には図書館が設置されておりません。設置しておりますのは、前原校区では、これは前原小学校区になります。したがいまして、距離がということでもなかろうかというふうに理解をしているところでございます。  以上であります。
    241 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 242 ◯10番(波多江一正君)  定説では、歩いて10分、800メートルから1キロが一番利用率が高い距離です。1.5キロを過ぎたら、がくんと落ちます。これに対する、今、格差が出ておりましたけど、図書館から離れれば離れるほど低くなっております。これについては、どんなふうに考えてありますでしょうか。 243 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 244 ◯教育部長(井土敏幸君)  先ほど答弁させていただきましたが、一概にそういう結果に結びつくのかなというふうに理解をいたしております。  また、これは伊万里の館長さんのほうからの話でございますけれども、糸島市は3館体制、これはいいなというふうに理解されている点もございます。糸島市は、この地域の中で3つの図書館を持っております。こういったところは余りないように聞いております。こうしたことは、やはり図書館利用に対しては、評価されている点でもあろうかというふうに理解しておるところでございます。  以上であります。 245 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 246 ◯10番(波多江一正君)  図書の登録率と利用率でございますが、まず前原が45.2%が10.9%、二丈が24.3%が12.7%、志摩が20.0%が10.2%というふうに、登録した人と利用した人が約半分になっとるわけですが、この辺はどのように捉えてありますか。 247 ◯議長(有田継雄君)  秋吉生涯学習課長。 248 ◯生涯学習課長(秋吉富男君)  前原のぱぴるす館につきましては、前原地区を中心に、移動図書館の時代から登録をなさってきております。そういったことで、登録率が高うございます。二丈、志摩につきましては、開館時に特に図書館を利用しようという目的で登録された方が多いということでございまして、前原地区については、全体の総数が多うございますので、利用率が低いということでございます。 249 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 250 ◯10番(波多江一正君)  全体的に見て、38.1%の登録に対して11%の利用しかしてないということは、100人中11人しか利用してないということになります。これは、今の説明ではちょっと理解できない問題ですが、時間が押しておりますので、ちょっとこれは次に進みます。  次は、移動図書館のあり方について、8月の検討委員会で移動図書館について協議がなされておりましたが、移動図書館について生涯学習課はどのように捉えてありますでしょうか。 251 ◯議長(有田継雄君)  秋吉生涯学習課長。 252 ◯生涯学習課長(秋吉富男君)  移動図書館のあり方につきましては、現在、図書館サービス基本計画検討委員会において検討いただいておりました。その検討結果が今後出ますので、その物をいただきまして検討いたしたいと思っております。 253 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 254 ◯10番(波多江一正君)  検討委員会の検討結果じゃなくて、移動図書館に対する生涯学習課の考え方を聞いております。 255 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 256 ◯教育部長(井土敏幸君)  先ほど課長が答弁いたしましたように、図書館サービス基本計画検討委員会のほうで御審議、御検討いただいております。  この結果につきまして、今後提出をいただく予定となっておりますので、原課の考えを述べるということでございますけれども、そうしたタイミングのときでございますので、差し控えたいというふうに考えております。  以上でございます。 257 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 258 ◯10番(波多江一正君)  何で差し控えられるか理由がわかりませんが、どんなふうに考えているかということを聞いておるだけですよ。移動図書館に対して、どういう意識を持ってあるか。 259 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 260 ◯教育部長(井土敏幸君)  この設置目的でございますけれども、当時の図書館、旧前原のときの図書館ができるまでの間にまずつくられたという歴史がございます。そうしたことから、今日まで続いてきております。こうしたことで考えております。理解しております。  以上でございます。 261 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 262 ◯10番(波多江一正君)  移動図書館は図書館サービスの基本であるということで、伊万里の場合は2台移動図書館がありまして、これを回してあるんですけど、先ほど言いました図書館から1.5キロ以上離れたところは、たとえ3館あっても利用率が、がたっと落ちます。これをカバーするために移動図書館が運行されておる、これが移動図書館に対する基本的な考え方です。  この移動図書館をやめたいというような話がちらっと聞こえてきたんですけど、基本的に生涯学習課の移動図書館に対する考え方がずれているんじゃないかというところで今質問しておるんですけど、どんなふうに思われますか。 263 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 264 ◯教育部長(井土敏幸君)  先ほど答弁をさせていただきましたけれども、答弁につきましては差し控えさせていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 265 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 266 ◯10番(波多江一正君)  何で差し控えられるかわかりませんけど、まあいいです。言われんというなら言われんでいいですけど、例として、伊万里の場合は2台で14万冊の貸し出しがあります。72カ所。1台にすると7万冊の貸し出し冊数。糸島市の場合は1台で1万5,000冊の貸し出しですよね。  先日より、資料請求するときに、移動図書館の移動先ごとの貸し出し数を二度ほど聞いたんですけど、数字が出てないんですけど、どういうふうな管理をしてありますでしょうか。 267 ◯議長(有田継雄君)  秋吉生涯学習課長。 268 ◯生涯学習課長(秋吉富男君)  移動図書館につきましては、現在、17保育所と1分校を巡回いたしております。  貸し出しに当たりましては、各所におきまして、個人カードによる貸し出し、それから、保育所カードによる貸し出し、ざっとでございまして、明確にちょっと現在資料を持っておりませんので、そういうことで答弁させていただきたいと思っております。 269 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 270 ◯10番(波多江一正君)  明確に資料がないということは、きちんと管理してないというふうに受け取っていいんですか。 271 ◯議長(有田継雄君)  秋吉生涯学習課長。 272 ◯生涯学習課長(秋吉富男君)  資料については、きちんと管理をしております。ただ、各保育所ごとの数字については、少し時間をいただければ集計できるというふうに思っております。 273 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 274 ◯10番(波多江一正君)  これは、時間をかけて集計するような問題じゃない。もう、瞬時に集計ができておらないといかんような問題です。  話を聞きよって、きちんとそういう管理もしてなくて、存続の有無を話されるのは全然違うと思います。もう一回よく考えていただきたいと思います。 275 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員に申し上げておきます。  全員協議会の中で小さい数字とかは事前に執行部のほうに言うとっていただかんと、その場だけでは出しにくいところがあると思いますので、そこは全協で皆さんにお願いしとったとおりに進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。波多江議員。 276 ◯10番(波多江一正君)  二度ほどその数値を出していただくようにお願いしましたけど、出なかったので今のような質問をしております。  最後に、市民協働の図書館運営についてということですが、市民協働がテーマとなっている図書館運営について、どのように考えてありますでしょうか。 277 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 278 ◯教育部長(井土敏幸君)  市民協働の図書館運営について、どういう考え方をとっているかということでございます。非常に大切なことというふうに考えております。  図書館運営につきましては、利用者の代表にも入っていただいております図書館ですね、糸島市立図書館運営委員会、これにおきまして、事業の内容の確認や運営に対する御意見を承っておるところでございます。  また、図書館に関します市民要望につきましては、個人的な要望も含めまして、多岐にわたっておるところでございますけれども、窓口等でもお聞きしているところでございます。  そうした状況を踏まえまして、現在までも改善しながら運営してきている、このような状況でございます。  また、事業の実施に当たりましても、ぱぴるす館にあっては、読み聞かせボランティア、あるいは志摩館にありましては、支援ボランティア組織、このような組織をつくっていただいておりまして、多くの市民ボランティアに御協力いただいて運営をしておるところでございます。  今後もこのような支援団体や市民の方々との協働によりまして、よりよい図書館、これを目指していきたい、このように考えております。  以上であります。 279 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 280 ◯10番(波多江一正君)  行政がつくる図書館ではなく、利用する市民がつくる図書館であるべき、これが協働の図書館と思うんですけど、前回の市民懇談会の席で、あのときは午後7時半からで、子供連れの母親には参加しづらい時間帯で、もっと参加したいという声があったんですけど、「この懇談会はこれで終わりです」ということを言ってあったそうですが、今の話とは違うと思いますが、どのようにしてあるんですか。 281 ◯議長(有田継雄君)
     井土教育部長。 282 ◯教育部長(井土敏幸君)  市民協働の図書館運営、これにつきましては、これまでも進めてきているところでございます。  まず、今回の九電跡地の関係につきましても、先ほど述べましたサービス検討委員会、こちらのほうに市民の方、たくさん入っていただいております。各層の方に入っていただいております。この場をかりまして、意見の聴取を行わせていただいたところでございます。  また、この懇談会も開いております。また、このほかにも市民の方々の要望等を図書館のほうに寄せられてきておりますので、そうしたことも集約しながら、図書館をこういったものにしていこうということで組み立てておるわけでございますので、そうした形での市民要望の吸い上げという点からは、市民協働の図書館づくりということに資している、作業を行っているというふうに考えておるところでございます。  以上であります。 283 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 284 ◯10番(波多江一正君)  そしたら、この前が最後じゃなくて、まだやるよということですね。 285 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 286 ◯教育部長(井土敏幸君)  市民懇談会につきましては、前回をもちまして最終というふうに考えております。  以上でございます。 287 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 288 ◯10番(波多江一正君)  そしたら、先ほど言われました市民の話を聞くというのは、どこでされるんですか。 289 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 290 ◯教育部長(井土敏幸君)  先ほど申し上げましたように、サービス検討委員会等──懇談会という場では前回が最後でございますけれども、これまでに重ねてきておりますので、そういったところで市民協働ということを担保していると、このように答弁をさせていただいているところでございます。  以上であります。 291 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 292 ◯10番(波多江一正君)  二丈、志摩の司書が、職員が引き揚げた後の図書館のあり方、それから、今度のぱぴるす館の移転、こういうことを検討する中で、市民が計画段階から参加する委員会が必要と思いますが、その点について確認をとりたいんですが、どんなふうに思ってありますか。 293 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 294 ◯教育部長(井土敏幸君)  現在のところ、この質問につきましては、九電の利用ということで質疑を通告していただいておりますので、九電の関係で答弁をさせていただいているところでございます。  二丈館、志摩館につきましては、今後、また検討していく形になろうかというふうに思っております。  以上でございます。 295 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 296 ◯10番(波多江一正君)  そしたら、二丈館、志摩館について、3館体制の確立ということで、基本計画検討委員会というのを、また立ち上げられますか。 297 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 298 ◯教育部長(井土敏幸君)  現在、何も考えていない状況でございます。  以上でございます。 299 ◯議長(有田継雄君)  波多江議員。 300 ◯10番(波多江一正君)  ぜひ考えていただきたいと思います。  いろいろ消化不良の部分がございましたが、私の質問はこれで終わります。 301 ◯議長(有田継雄君)  これをもちまして、波多江議員の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩します。  なお、再開は午後1時を予定いたします。      (午前11時59分 休憩)      (午後1時00分 再開) 302 ◯議長(有田継雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問に入る前に、執行部から発言の申し出があっておりますので、これを許可します。井土教育部長。 303 ◯教育部長(井土敏幸君)  午前中の一般質問の中で、教育委員会のほうから説明をさせていただきます。  波多江議員のほうから移動図書館に関します貸し出し統計の資料要求が一昨日あってございました。平成23年度、平成24年度の各保育所等で何冊ずつ貸されているかということを見るための統計資料でございました。これにつきまして、総合計の数は、市全体の数はすぐに判明したんですけれども、各園の集計をとるシステム、そうした作業になっていなかったことから、業務日誌等を確認しながら数値を積み上げておるところでございます。数値が固まり次第、波多江議員のほうには報告させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  また、今後のことでございますけれども、資料要求がありました場合、なお一層早急な対応ができますよう善処してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。申しわけございませんでした。 304 ◯議長(有田継雄君)  午前中に続いて一般質問を行います。  20番古川忠正議員の発言を許可します。古川議員。 305 ◯20番(古川忠正君)  こんにちは。日本共産党の古川忠正です。私は3点にわたり一般質問をいたします。  まず、大雨の対応についてです。  昨年は福岡県南部や阿蘇市など、局地的豪雨で大災害が起きました。ことしは山口県萩市、長門市、山形県西川町、真室川町、石川県小松市、鳥取県、さらに萩市では再度豪雨に見舞われております。  ことしの豪雨は全国各地で想像できないほどの被害が出ております。8月31日に降った大雨は太宰府市で総雨量が383ミリに達しております。この糸島市でも平成3年に記録的な大雨で長糸など大きな被害が出ました。糸島市も大雨が降るたびに浸水する地域があります。  今回の質問は、前原北3丁目と前原東3丁目の雷山川に隣接する地域の排水計画について伺います。  まず、この地域の面積を伺います。範囲のポイントがあればわかりやすくお答えください。また、前原東土地区画整理事業の排水は水路が別で、直接雷山川に流れているとのことですが、間違いありませんか。 306 ◯議長(有田継雄君)  矢津田上下水道部長。 307 ◯上下水道部長(矢津田修二君)  お尋ねの地域でございますが、雨水事業計画でございまして、その中の前原第3排水区に位置づけをいたしておりまして、排水区域の面積は61.5ヘクタールでございます。  範囲の主なポイントでございますが、相原池の北側の国道に上町中央という信号がございますが、この信号から北側のほうに下っていかれまして吉原橋まで、それから西のほうに雷山川沿いに行きまして加布羅橋がございます。加布羅橋のほうから、今回、県道沿いに南側のほうに行きますと商工会がございます。商工会のほうから多少市街地のほうに入り込みまして、福銀がございます。福銀から伊都文化会館、さらに行きますと上町中央という形の信号になると、こういった区域を結んだ範囲が先ほど申しました61.5ヘクタールということになります。  それと、区画整理につきましては、先ほど申されたとおり河川のほうに放流いたします。  以上でございます。 308 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 309 ◯20番(古川忠正君)  今まで何ミリの雨で床下浸水をしていたのでしょうか。 310 ◯議長(有田継雄君)  矢津田上下水道部長。 311 ◯上下水道部長(矢津田修二君)  時間の降雨量や雷山川の河川水、それから放流水路の状況等に関係がございますが、一概に言えませんが、近年の降雨状況の記録を見てみますと、時間雨量で40ミリ前後で道路冠水を起こし、さらに60ミリぐらい激しい雨が降った場合に床下浸水が発生しているというふうに思われます。  以上でございます。 312 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 313 ◯20番(古川忠正君)  前原東3丁目の農地に調整池とポンプ場をつくる計画があるということですが、その規模について伺います。まず、調整池の面積と深さ、貯水量を伺います。 314 ◯議長(有田継雄君)  矢津田上下水道部長。 315 ◯上下水道部長(矢津田修二君)  調整池を予定している用地の面積でございます。約8,830平方メートルでございます。貯水池の容量につきましては、約1万4,000立方メートルを計画しております。深さにつきましては、実施設計をいたしておりませんので、詳細にお答えできません。  以上です。 316 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 317 ◯20番(古川忠正君)  それでは、調整池の構造と集水計画はどのようにされておるでしょうか。
    318 ◯議長(有田継雄君)  矢津田上下水道部長。 319 ◯上下水道部長(矢津田修二君)  調整池の構造につきましても、実施設計をいたしておりませんので、具体的にお答えできませんが、現況の水田を掘り込んだタイプを考えております。  この調整池が受け持ちます集水区域でございますが、徳水団地周辺と前原小学校北側の周辺で約27ヘクタール、先ほどの区域の面積からいきますと、大体44%程度になります。  それで、集水計画でございますが、雨水の流出量をこの雨水調整池で放流時間を調整いたしまして、河川水位の状況を見ながら雷山川のほうに放水するような考えでおります。  以上です。 320 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 321 ◯20番(古川忠正君)  この地域は水路という水路はありませんが、道路下に排水管を入れて集水するわけですか。お伺いいたします。 322 ◯議長(有田継雄君)  矢津田上下水道部長。 323 ◯上下水道部長(矢津田修二君)  道路の地下に埋めるパイプもございますが、現況の水路を拡幅して改修する、大きく断面を変えるというところもございます。 324 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 325 ◯20番(古川忠正君)  それでは、降水量と排水ポンプの能力の関係はどのように考えてありますか。 326 ◯議長(有田継雄君)  矢津田上下水道部長。 327 ◯上下水道部長(矢津田修二君)  雨量の考え方でございます。従来の雨水排水計画を見直しを行っております。今回の計画でございますが、7年から10年確率に引き上げております。計画雨量につきましては67.4ミリ・パー・アワーということで対象雨量を引き上げました。  ポンプの能力につきましては、市内各所に見られます湛水防除の排水機場のような強制排水をするような大きな能力は必要ないと思います。調整池にたまった雨水を河川に放流できる程度のものを考えております。詳細につきましては、今後の実施設計の中で検討してまいります。  以上です。 328 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 329 ◯20番(古川忠正君)  事業費の予測と国、県の補助金はどのようになりますか。 330 ◯議長(有田継雄君)  矢津田上下水道部長。 331 ◯上下水道部長(矢津田修二君)  事業費につきましても、実施設計をいたしておりませんので、お答えできませんが、概算でございますが、この事業を行うに当たりましては、設計費、用地費、調整池の築造費、それと周辺水路の整備費等の事業費が必要と思われています。大体概算でございますが、7億円から8億円程度のオーダーを考えております。国の補助につきましては2分の1でございます。  以上です。 332 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 333 ◯20番(古川忠正君)  県の補助金はないわけですね。それから、実施計画はいつごろになりますか。また完成予定はいつごろになりますか。お伺いします。 334 ◯議長(有田継雄君)  矢津田上下水道部長。 335 ◯上下水道部長(矢津田修二君)  県費の補助はございません。それから、完成年度でございますが、現在、事業の変更認可の申請を提出しておりまして、間もなくおりるということでございます。それで、平成26年度から補助事業の採択を行いまして、平成27年度ぐらいに設計、それ以降工事ということで、3年ないし4年ということで平成30年及び平成31年ぐらいの完了を目標にしております。  以上です。 336 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 337 ◯20番(古川忠正君)  地元説明会については、どのように考えておられますか。 338 ◯議長(有田継雄君)  矢津田上下水道部長。 339 ◯上下水道部長(矢津田修二君)  今後、雨水の調整池とか関連の水路の改修工事などの工事に着手する時期に、地元の行政区または周辺の住民の方々へ工事内容等の説明を行うように考えております。  以上でございます。 340 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 341 ◯20番(古川忠正君)  それはいつごろになるでしょうか。また、やはりいつ大雨が降るかわからない中で、早急に、急いでこの事業を進めていただきたいと思います。一応その答弁を。 342 ◯議長(有田継雄君)  矢津田上下水道部長。 343 ◯上下水道部長(矢津田修二君)  時期的には平成二十七、八年という形で、具体的な時期については今の時点では申されませんが、工事の準備ができ次第、説明する機会を持てるような時期ができ次第、やりたいと思います。工事につきましても、効率的に進捗が図れるような形をとりたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。 344 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 345 ◯20番(古川忠正君)  担当の職員は大変だと思いますが、よろしくお願いします。  ごみ収集運搬会社の待遇、労働条件についてお伺いいたします。  糸島市はごみ収集運搬業務を4つの会社に業務委託しております。公共サービス基本法は平成21年5月20日、法律第40号で制定され、第1章、総則の目的では、「この法律は、公共サービスが国民生活の基盤となるものであることにかんがみ、公共サービスに関し、基本理念を定め、及び国等の責務を明らかにするとともに、公共サービスに関する施策の基本となる事項を定めることにより、公共サービスに関する施策を推進し、もって国民が安心して暮らすことのできる社会の実現に寄与することを目的とする」と書いております。また、定義、第2条では、「この法律において「公共サービス」とは、次に掲げる行為であって、国民が日常生活及び社会生活を円滑に営むために必要な基本的な需要を満たすものをいう」とあります。第2条の2では、「前号に掲げるもののほか、国又は地方公共団体が行う規制、監督、助成、広報、公共施設の整備その他の公共の利益の増進に資する行為」となっております。また、第11条には、「国及び地方公共団体は、安全かつ良質な公共サービスが適正かつ確実に実施されるようにするため、公共サービスの実施に従事する者の適正な労働条件の確保その他の労働環境の整備に関し必要な施策を講ずるよう努めるものとする」とあります。  ごみの収集運搬業務委託は、この公共サービス基本法に該当するのではないでしょうか。いかがでしょうか。 346 ◯議長(有田継雄君)  瀬戸環境部長。 347 ◯環境部長(瀬戸道孝君)  ごみの収集運搬業務、これにつきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に規定されているとおり、市の自治事務であり、公共サービス基本法に規定する公共サービスに該当すると考えております。  以上でございます。 348 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 349 ◯20番(古川忠正君)  有限会社糸島環境開発及び有限会社志摩環境開発、以下I社と言いますが、I社では従業員が全日本建設交通一般労働組合福岡支部に結集するいとしま環境分会の労働組合を昨年結成しております。I社における労働者の待遇、労働条件には厳しいものがあり、その実情を聞いていただきたいという思いから要請書を持って糸島市と懇談したいということですが、市として懇談できますか。 350 ◯議長(有田継雄君)  瀬戸環境部長。 351 ◯環境部長(瀬戸道孝君)  市はごみの収集運搬業務を会社に委託しているものでございまして、委託会社の労働組合と労働条件について話す立場にはないというふうに考えております。  以上でございます。 352 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 353 ◯20番(古川忠正君)  労働条件を改善してくれとかを市に要請するのではありません。「公共サービスの実施に従事する者の適正な労働条件の確保その他の労働環境の整備に関し必要な施策を講ずるよう努めるものとする」となっております。この公共サービス基本法と照らし合わせても要請を聞くという立場にならないでしょうか。 354 ◯議長(有田継雄君)  瀬戸環境部長。 355 ◯環境部長(瀬戸道孝君)  先ほどお答えしましたように、委託会社の従業員や労働組合と労働条件について話す立場にないと考えております。委託会社は労働者の意見を添付して労働基準監督署に届け出た就業規則、これに基づきまして従業員の賃金や勤務内容等を遵守してあると考えております。仮に労働基準法の違反行為があるのであれば、労働基準監督署のほうへ相談されるべきというふうに考えております。  以上でございます。 356 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 357 ◯20番(古川忠正君)  それでは、市のシステムについてお伺いいたします。35歳で中途採用されて、子供がいるのに、給与は初任給の給与、14万円程度しかもらえません。これでは食べていけません。やめざるを得ませんが、この不況ではほかに働くところがないと言っております。糸島市は中途採用の職員の給与はどのように計算してありますか。 358 ◯議長(有田継雄君)  田浦総務部長。 359 ◯総務部長(田浦晃幹君)  中途採用の職員ということでございますが、新規に学校を卒業して就職する、その市役所に就職するまでの間に他の職務を経験された、こういった方を中途採用ということで判断をさせていただきますけれども、そういった場合につきましては、前職の経験期間ですね、そういったものを前歴月数として加算をさせていただくということで、そういったものを加えた上で最終の給与の合計を決定させていただいております。 360 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。
    361 ◯20番(古川忠正君)  市は退職金の計算はどのようにされているのでしょうか。 362 ◯議長(有田継雄君)  田浦総務部長。 363 ◯総務部長(田浦晃幹君)  退職金につきましては、退職手当組合のほうに加入をいたしておりますけれども、一定の経験年数、あるいは本俸、そういったもので計算をされるということで、それぞれ個々に経験度が違いますので、個別計算というふうになります。 364 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 365 ◯20番(古川忠正君)  ごみの収集運搬業務に従事する労働者が安全、正確に住民サービスが行えるよう、年次有給休暇等による欠員があっても対応できる体制や運転管理者の確保など、委託会社に対して市として指導することはできないでしょうか。 366 ◯議長(有田継雄君)  瀬戸環境部長。 367 ◯環境部長(瀬戸道孝君)  委託業務の実施方法、それから職員体制につきましては、委託会社が地域の実情を考慮して、最も安全で的確かつ効率的な業務の方法、職員体制を検討して決めるものでございまして、市が指導する立場にはないというふうに考えております。  以上でございます。 368 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 369 ◯20番(古川忠正君)  就業規則の問題ですが、祭日が勤務となっておりますが、会社の都合で勝手に就業規則はつくられるのでしょうか。 370 ◯議長(有田継雄君)  瀬戸環境部長。 371 ◯環境部長(瀬戸道孝君)  就業規則につきましては、労働基準法の第89条の規定によりまして、常時10人以上の労働者を使用する使用者は労働者の意見を添付して労働基準監督署に届け出をするということになっておりますので、勝手につくれるものではないというふうに考えております。  以上でございます。 372 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 373 ◯20番(古川忠正君)  ごみの収集運搬費の随時契約の具体的積算についてお伺いいたします。どのようにされているのか、お伺いします。 374 ◯議長(有田継雄君)  瀬戸環境部長。 375 ◯環境部長(瀬戸道孝君)  この積算につきましては、昨年の3月議会でもお答えしましたとおり、全国都市清掃会議が出されました廃棄物の処理事業原価計算の手引きに基づいて適正に計算をいたしております。  以上でございます。 376 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 377 ◯20番(古川忠正君)  適正ということでありますが、収集運搬費の積算は1世帯当たり1,014円で計算されております。収集運搬費の計算は単純で済みますが、本来1台当たり何世帯収集できるのかを把握し積算するべきではないかと思いますが、その点いかがでしょうか。 378 ◯議長(有田継雄君)  瀬戸環境部長。 379 ◯環境部長(瀬戸道孝君)  収集委託料は先ほど申しましたように、廃棄物の処理事業原価計算の手引きをもとにパッカー車1台当たりのごみ収集にかかわる費用を算出し、1世帯当たりの収集原価を積算いたしておるものでございます。  以上でございます。 380 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 381 ◯20番(古川忠正君)  パッカー車の耐用年数は4年になっておりますが、購入費用は幾らで計算されているのでしょうか。また、新車を買う場合、下取り価格が発生しますが、下取りは考慮されておりますか。 382 ◯議長(有田継雄君)  瀬戸環境部長。 383 ◯環境部長(瀬戸道孝君)  パッカー車の購入費用につきましては、ちょっと今資料を持ち合わせておりません。下取りにつきましても、これは業者と購入会社の契約でございますので、市のほうは関与いたしておりません。  以上でございます。 384 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 385 ◯20番(古川忠正君)  耐用年数は4年ということは間違いないですね。 386 ◯議長(有田継雄君)  瀬戸環境部長。 387 ◯環境部長(瀬戸道孝君)  はい、これは先ほど申しましたように、手引きの中で4年という耐用年数がございますので、間違いございません。 388 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 389 ◯20番(古川忠正君)  救急車の場合は、買いかえは7年、または走行距離が20万キロということですが、走行距離は何キロになるかは把握はできていないですね。 390 ◯議長(有田継雄君)  瀬戸環境部長。 391 ◯環境部長(瀬戸道孝君)  走行距離につきましても、市のほうではわかっておりません。  以上でございます。 392 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 393 ◯20番(古川忠正君)  ごみの収集運搬費用をパッカー車1台当たりの収集能力、収集効率、収集地域などを考慮して、市民が納得できるような単価に見直すべきではないかと考えますが、その点いかがでしょうか。 394 ◯議長(有田継雄君)  瀬戸環境部長。 395 ◯環境部長(瀬戸道孝君)  現在、県の中部10市のうち7市がこの廃棄物処理事業原価計算の手引きに基づきまして1世帯当たりの収集原価を積算いたしております。また、この積算方法はわかりやすく、他市との比較もしやすいことから、変更は考えておりません。  以上でございます。 396 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 397 ◯20番(古川忠正君)  ごみの減量推進、水洗化など、行政施策の推進が進む今日、ごみ、し尿収集運搬業務の委託許可業者の労働者は将来にわたって雇用及び労働条件の改善について保障があるのかと不安を抱いております。市が現在働いている労働者を直接雇用するなど、将来にわたり安定した雇用の保障と労働条件の充実、改善が確保できるように市の施策を確立するよう求めて、この項については終わります。  住宅リフォーム助成制度についてお伺いいたします。  福岡建設労働組合の調査では、全国で6県、556市町村で住宅リフォーム助成制度を実施しております。福岡県では23市町村の自治体が実施しております。実施自治体が毎年ふえているのはなぜだと思われますか。 398 ◯議長(有田継雄君)  馬場経済振興部長。 399 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  住宅リフォーム助成がなぜふえたかというような御質問でございますけれども、それにつきましては、それぞれの自治体がそれぞれの状況に基づき判断をされているということであり、糸島市として増加の要因の分析は行っておりません。  以上です。 400 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 401 ◯20番(古川忠正君)  福岡県内の市町村の住宅リフォーム助成制度がもたらす県内経済波及効果の大きさについて、2012年9月1日に出された公益社団法人福岡県自治体問題研究所、県政研究会がまとめた書類があります。この概要を述べたいと思います。  我が国の緊急課題である雇用安定と地域経済の振興のために民間から提起された住宅リフォーム助成制度は、2012年度においては全国の市町村数(特区含む)の28%以上が導入し、都道府県も4県以上が採用している。  この制度の基本的内容は、住宅を地域内業者によって改修する場合、工事金額の10%、上限を10万円として市町村が補助するという形が最も多く、それに都道府県が上乗せ補助する場合などがある。リフォーム内容の制限や上乗せ補助条件には耐震性能強化、バリアフリー化、省エネ、地域産素材利用を加えている場合もある。  この制度の地域経済に与える直接、間接効果は、財政支出に対して20倍ないし30倍とも言われる。これを実際に測定するために行ったのが今回の試算である。福岡県においてこの制度を実施している市町村の実績データを収集し、福岡県が公表している産業連関数を…… 402 ◯議長(有田継雄君)  古川議員、一般質問はですね…… 403 ◯20番(古川忠正君)続  もうすぐですから。質問します。これを読まんことにはね…… 404 ◯議長(有田継雄君)
     いやいや、市の一般事務事業についての一般質問ですので。 405 ◯20番(古川忠正君)続  だから、こういう例がありますというとを…… 406 ◯議長(有田継雄君)  長々とさ。それはもう控えてください。 407 ◯20番(古川忠正君)続  もう終わります。  この制度を実施している市町村の実績データを収集し、福岡県が公表している産業連関数36部門を基礎にして開発した産業関連分析ツールにより経済波及効果、雇用効果、税収効果を算定した。その結果は以下のとおりである。  2011年度ないし2012年度の助成実績のある11市町村の助成金額の5,017万円に対し工事総額は7億7,200万円となり15.1倍になった。発生件数646件…… 408 ◯議長(有田継雄君)  古川議員に再度申し上げます。 409 ◯20番(古川忠正君)続  いや、あと少しです。 410 ◯議長(有田継雄君)  あと少しじゃなくしてですね、再度申し上げます。 411 ◯20番(古川忠正君)続  質問しますから。これ言わんと質問できん。 412 ◯議長(有田継雄君)  だからね、聞かれんやった場合は途中で切りますよ。 413 ◯20番(古川忠正君)続  ばってん、これ言わんことには質問ができんとですよ。 414 ◯議長(有田継雄君)  簡潔にお願いします。 415 ◯20番(古川忠正君)続  発生件数646件の工事に対し、平均工事金額は119万円になっております。その県内経済への直接、間接効果は14億7,600万円で、工事総額の1.91倍と推定される。その結果、直接、間接の経済効果の財政指数に対する倍率は28.8倍です。雇用効果は128人を1年間雇用する規模である。県税及び市町村民税の増加は2,400万円、助成金の半分が戻ってくる計算になる。これが言いたかったんです。税の増加は2,400万円、助成金の約半分が戻ってくる計算になると。このことからも、不況で仕事がないときに仕事をすることができる。住宅リフォーム助成制度で雇用効果が出てくるのではないですか。お伺いいたします。 416 ◯議長(有田継雄君)  馬場経済振興部長。 417 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  今、議員のほうからお読みになりましたけれども、事前に資料をいただいておりましたので、私もしっかり資料については見させていただきました。  今言われた部分で少し感想を述べさせていただきますと、今、議員申されましたけれども、助成の実績からの算定で工事総額が助成金額の15.1倍になるということにつきましては、補助率が10%で上限が10万円程度ということでそのようになるというふうに理解いたします。  今言われました雇用効果とも関係をいたしますけれども、県内経済への直接、間接効果が14億7,600万円で、工事総額の1.91倍と推計されるという点、また、雇用効果の部分につきましては、計算式等が具体的なものが示されておりませんので、正しいのかどうかという分については確認ができませんでした。  その点から、今の御質問の部分の雇用効果の分につきまして正しいかどうかというような確認はできないというのが正直な感想でございます。  以上です。 418 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 419 ◯20番(古川忠正君)  きちっとした数式とかそういうのがないからね、あなたがおっしゃることも言えると思いますが、この報告では、次に、この制度が県内市町村に波及した場合の財政指数及び経済波及効果を推計する。制度採用の11市町村で、持ち家総数16万3,000戸の実績データを県内の住宅数109万戸に拡大した場合の工事総額を推計し、その経済波及効果を推計した。その結果、財政支出3億4,000万円で助成件数4,300件、工事総額は51億円、直接、間接波及効果は98億円、雇用は849人、地方税増加額は1億6,600万円となっていると言っております。  そこで、このような効果が出ていますが、財政支出効果3億4,000万円というような効果が出ておりますが、福岡県自治体問題研究所は具体的に数字を出してこの効果を分析しておりますが、この分析を見てどのように判断されるでしょうか。 420 ◯議長(有田継雄君)  馬場経済振興部長。 421 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  御質問につきましては、この住宅リフォーム補助制度を県内全市町村に普及した場合の財政支出及び経済波及効果の報告についてどのように思うかということだったと思いますが、先ほども答弁いたしましたように、事前に資料をいただきましたので、私もしっかり資料を見させていただきました。  議員もお気づきだと思いますけれども、この報告書の下段の表のところに記載がございました。それを読まさせていただきますと、「助成実績をもとに、この制度が県内全市町村に普及した場合の工事総額、予算総額を想定する」というふうに書かれておりまして、想定のデータのもとにここら辺計算をされておりますので、市といたしましては、この想定データに対して見解は述べにくいというのが本音のところでございます。  以上です。 422 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 423 ◯20番(古川忠正君)  大牟田市が昨年2012年4月から住宅リフォーム助成制度を実施しております。予算は1,000万円です。6月1日から受け付けしましたが、受け付けして7日間、1週間で143件、998万6,000円で終了しております。2013年度、ことしは6月に受け付けをし、1時間半で受け付け終了になっております。2013年9月議会に補正予算を500万円組まれておりますが、これほど住宅リフォーム助成制度は市民に望まれる制度であります。財政が厳しい状況ではありますが、ぜひとも住宅リフォーム助成制度を取り入れていただけないかと思いますが、いかがでしょうか。 424 ◯議長(有田継雄君)  馬場経済振興部長。 425 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  今まで議会でも答弁してきましたとおり、議員御指摘の住宅リフォーム助成制度につきましては、糸島市といたしましては実施する予定はございません。  理由といたしましては3点ございます。これも今まで答弁してきたとおりでございますが、1点目といたしましては、経済的効果が見込める業種が限定的であるということでございます。住宅リフォーム関係の事業者が市内には約330でございますが、市内の全体的な事業者数が約3,100ということで、リフォーム関係は約1割程度に限られるということ。  2つ目が、このリフォーム制度の部分について長期的な視点で見たときに有効な手段、制度にはなり得ないのではないかということでございます。わかりやすく言いますと、補助があるときは仕事があるけれども、補助がなくなると仕事が来ないというような状況にならないかということでございます。  それと、3点目といたしましては、市のほうには介護福祉対策として住宅リフォーム補助制度がございます。また、定住促進対策としての空き家活用リフォーム補助制度があるということでございます。  それに加えまして、今、市民のほうからの願いというような分がございましたけれども、この質問につきましては、古川議員のほうからは合併後だけでも5回御質問をいただいております。あと檜和田議員、伊藤議員のほうからも1回ずつ御質問をいただいておりますけれども、私も担当になりまして、市民の方から直接、また市内商工業者の方から、また商工会の方から直接私は要望を受けた覚えがないというところでございます。そのような点から、その必要性という分について市としては余り思っていないということでございます。  ただ、そういう中、糸島市商工会のほうから、今年度、商品券制度の中にこの住宅リフォーム商品券の取り込みというような提案がございました。この点につきましては、現在、糸島市商工会、福岡県商工会連合会等と勉強会を重ねておるところでございまして、協議中であるということについては申し添えておきます。  以上でございます。 426 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 427 ◯20番(古川忠正君)  先ほど経済効果が少ないということですが、330件ほどの業者が仕事がふえるだけと言われますが、その330件の業者が今仕事が少ないんですよね、ないんですよ。このところをどのように見られますか。 428 ◯議長(有田継雄君)  馬場経済振興部長。 429 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  全国的にはアベノミクスの影響で景気が上向きつつあるというようなことは言われておりますけれども、実際の地方都市におきましては、なかなかこの建設業だけでなく、全ての業種におきまして厳しい経営状況であるということについては認識はいたしております。ただ、先ほども申しましたとおり、本当にこの住宅リフォーム制度を市民の方が、商工業者の方が必要であるというのであれば、我々担当のほうにもそれなりの要望等があったのでないかなというふうに思っておるところでございます。  以上です。 430 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 431 ◯20番(古川忠正君)  長期的に施策となり得んと言われますけど、今彼らが求めているのは、短期的にでもいいから仕事が欲しいということですよ。また、そのような補助金が出ればリフォームしたいという人がおられるわけですね。それだけ活性化するわけですよ。リフォームというのは大工さんだけの問題じゃありません。いろんなそれに関連する業種が出てまいります。そのところをどのように見てあるのか、お伺いいたします。 432 ◯議長(有田継雄君)  古川議員、もう何遍もこの問題については執行部の答弁は聞いてあると思うとですよ。(発言する者あり)いやいや、だから、もう同じ答弁しか返ってこんと思いますので。(発言する者あり)質問を変えてもらえれば私もあれしますけど、同じような形で同じような答弁のやりとりは僕は遠慮していただきたいと思います。古川議員。 433 ◯20番(古川忠正君)続  介護保険の住宅リフォーム制度があると言われますけど、介護保険は総額幾らぐらいで何件ぐらいのリフォームができているんですか。 434 ◯議長(有田継雄君)  馬場経済振興部長。 435 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  済みません、担当のほうから私のほうが聞いておりますので、私のほうで答弁をさせていただきます。  介護保険制度の分での住宅改修の実績の部分でございますけれども、介護保険部分が平成24年の実績件数が372件ということになっております。金額といたしまして、工事費が5,512万3,701円と。  もう1つ、介護予防関係の住宅改修の部分につきましては、平成24年度実績が件数24件、金額につきましては218万9,249円の工事費となっております。  以上です。 436 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 437 ◯20番(古川忠正君)  5,512万円、介護保険のほうね、これの波及効果は調査されておりますか。5,512万円の助成金で幾らぐらいの工事ができているのかということは把握してありますか。 438 ◯議長(有田継雄君)  馬場経済振興部長。 439 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  申しわけございません、私の説明がちょっとわかりにくかったと思いますけれども、実際にこの介護保険制度の部分の補助率が工事費の9割ということになっておりますので、介護保険制度の分の実績から言いますと、先ほど申しましたとおり、工事費が5,512万3,701円、そのうち給付費が3,959万9,959円ということになりますので、給付費3,959万9,959円に対して工事費が5,512万3,701円あったということで御理解をよろしくお願いいたします。 440 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 441 ◯20番(古川忠正君)  誤解を招くような発言じゃないですか、これやったら。実際市が出したのは3,960万円ほどということですね。(「はい」と呼ぶ者あり)予防のほうはどげんなりますか。 442 ◯議長(有田継雄君)  馬場経済振興部長。 443 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  介護予防につきましては、件数24件でございますけれども、給付費が198万3,600円、これに対しまして工事総額が218万9,249円となっております。 444 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。
    445 ◯20番(古川忠正君)  それから、定住、空き家のことを言われましたが、これは実績としてどのくらい出ていますか。 446 ◯議長(有田継雄君)  馬場経済振興部長。 447 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  この部分につきましては本年度からの部分でございまして、8月時点で1件の申請予定ということで聞いております。今のところ調整中ということのようでございます。 448 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 449 ◯20番(古川忠正君)  1件ということで、調整中とはどういうことですか。 450 ◯議長(有田継雄君)  波多江建設都市部長。 451 ◯建設都市部長(波多江隆春君)  調整中じゃなくて、申請を受けて、それを今審査中ということでございます。 452 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 453 ◯20番(古川忠正君)  この定住、空き家については予算は幾ら出してありましたか。通告にはないですけど、幾ら出していたか。 454 ◯議長(有田継雄君)  波多江建設都市部長。 455 ◯建設都市部長(波多江隆春君)  通告を受けておりませんのでわかりませんけれども、たしか500万円ほどだったと思います。 456 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 457 ◯20番(古川忠正君)  時間がちょっとありますので、佐賀市の例をちょっと読ませてもらって…… 458 ◯議長(有田継雄君)  ちょっと古川議員…… 459 ◯20番(古川忠正君)続  これが最後です。 460 ◯議長(有田継雄君)  通告に従って発言を。 461 ◯20番(古川忠正君)続  通告でやっています。 462 ◯議長(有田継雄君)  していないでしょう。 463 ◯20番(古川忠正君)続  いや、定住、空き家の件についてはしません。だから、リフォームのことについて。  最後に、佐賀市のリフォームの状況をお伝えして質問を終わりたいと思います。  佐賀市では、県が基金総額30億円で創設し、県内各市町村の上乗せ助成のあった住宅リフォームの助成制度について、ことしの3月で終了しました。市として年間約4,100件受け付け…… 464 ◯議長(有田継雄君)  古川議員に申し上げます。2回ほどね、糸島市の事務事業じゃなくして、状況報告は別の機会でやっていただきたいと思いますので。 465 ◯20番(古川忠正君)続  だけん、最低あと何行だから。 466 ◯議長(有田継雄君)  もう3回目ですから。 467 ◯20番(古川忠正君)続  あと何行かお願いします。 468 ◯議長(有田継雄君)  いやいや。 469 ◯20番(古川忠正君)続  5分もかかりません。3分。2分。 470 ◯議長(有田継雄君)  あのね、勝手なことやってもろうちゃ困りますよ。 471 ◯20番(古川忠正君)続  それでは、住宅リフォーム助成制度を実施している自治体の実績がたくさん出ております。資料もたくさんあります。住宅リフォームがどういうものか参考にするつもりはないですか。 472 ◯議長(有田継雄君)  馬場経済振興部長。 473 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  先ほども答弁いたしましたけれども、合併後以降、古川議員のほうからたびたびの御質問をいただいておりますので、県内のどの市町村がこのリフォーム制度を導入しておるのか、また全国的にどうなのかというような状況は把握をさせていただいております。もちろんいろんな資料もいただいておりますので、しっかり勉強はさせていただいておるところでございます。  以上です。 474 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 475 ◯20番(古川忠正君)  それじゃ、資料をいただいて勉強させてもらっていると言われますが、どのような資料をいただいて、勉強した結果、どういう判断をされたんですか。 476 ◯議長(有田継雄君)  馬場経済振興部長。 477 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  いろいろ今までも5回程度質問がありまして、そのたびにいろんな資料をいただいておりますので、見させていただきました。また、それぞれのインターネット等でも検索をさせていただきました。ただ、結論的には、それぞれの自治体の分についてはそれぞれの御判断があってのことで導入をされておるというふうに思っております。ただし、糸島市におきましては、繰り返しはいたしませんけれども、先ほど3点の理由を述べましたけれども、その理由をもって糸島市としては議員御指摘の住宅リフォーム助成制度についての導入は考えておりません。  以上でございます。 478 ◯議長(有田継雄君)  古川議員。 479 ◯20番(古川忠正君)  それでは、商工会が今出している商品券などを使ってリフォーム助成をしてほしいということについてはどのように考えてありますか。 480 ◯議長(有田継雄君)  馬場経済振興部長。 481 ◯経済振興部長(馬場 貢君)  先ほど答弁いたしましたとおり、提案されたばかりでございますので、現在は勉強会で勉強させてもらっておるというような状況でございます。(「終わります」と呼ぶ者あり) 482 ◯議長(有田継雄君)  これをもちまして、古川議員の一般質問を終了します。  ここで暫時休憩します。  なお、再開は午後2時を予定いたしております。      (午後1時47分 休憩)      (午後2時00分 再開) 483 ◯議長(有田継雄君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  15番檜和田正子議員の発言を許可します。檜和田議員。 484 ◯15番(檜和田正子君)  議長のお許しを得ましたので、ただいまより質疑に入らせていただきます。  議席番号15番、総務文教常任委員の日本共産党、檜和田正子です。通告に基づき一般質問をさせていただきます。  初めに、二丈、志摩の分庁舎が来年度でなくなることについて伺います。  糸島市議会は庁舎のあり方について、庁舎の活用、課題について、平成24年3月から13回にわたり特別委員会が開かれました。庁舎問題は合併のときから5年後には検討が行われることになっていたものです。合併後5年間ということで支所をなくす計画ですが、今、支所には毎日100人の方が相談などに訪れていらっしゃいます。特に高齢者の方にとってはなれ親しんだ支所で相談に乗っていただくことが一番嬉しいことではないでしょうか。また、相談できる窓口が身近にあること、このことは安心して暮らしていくことができる大切なことではないでしょうか。  私は初めにこのことについて質問をいたします。二丈庁舎、志摩庁舎で働く人は、現在は何人でしょうか。合併前の人数と合併後の現在の人数は何人でしょうか。 485 ◯議長(有田継雄君)  柴田企画部長。 486 ◯企画部長(柴田 潔君)  まず、現在、支所で働く職員は何人かということでございますけれども、檜和田議員も先ほど言われましたように、委員の一人でございました庁舎のあり方等調査特別委員会の一員でございました。そういった中で御承知だと思いますけれども、その報告書が先日出されておりますけれども、その2ページに、これは平成24年4月1日現在の通知でございますけれども、記載されておりますが、それに記載されているとおりでございます。  以上です。 487 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。
    488 ◯15番(檜和田正子君)  現在、二丈庁舎は50人、志摩庁舎は64人になっておりますが、合併前の人数を伺います。 489 ◯議長(有田継雄君)  柴田企画部長。 490 ◯企画部長(柴田 潔君)  合併前の数字ということでございますけれども、合併前は支所がございませんでした。ですから、そういった部分では何をお答えしていいのかちょっとわかりかねます。  以上です。 491 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 492 ◯15番(檜和田正子君)  合併後の庁舎が現在の二丈が50人と。二丈町のときの職員は何人だったかというのを聞きたかったんですけど、おわかりにならないようでしたら、100人ぐらいはおられたんじゃないかと思うんですけど、現在、人数が今少なくなっているというふうに思います。  それで、二丈と志摩の窓口に証明書などの発行や相談に訪れる市民の方が何人いらっしゃるか。例えば、住民票だ、市税の証明だとあると思うんですけれども、その人数について伺います。 493 ◯議長(有田継雄君)  福嶋市民部長。 494 ◯市民部長(福嶋 剛君)  通告では、支所に相談に訪れる人は何人くらいかというふうにありますが、そういう趣旨でお答えしてよろしいでしょうか。証明も含めてですか。相談に訪れる方のみでしょうか。(「いろいろ言われていいです」と呼ぶ者あり)  それでは、平成24年度の実績で申し上げますと、相談のみですと、二丈支所が1日0.1人、志摩支所が0.8人という状況でございます。これに証明発行を加えますと、二丈支所が1日51.5人、志摩支所が60.1人という状況でございます。  以上です。 495 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 496 ◯15番(檜和田正子君)  庁舎のあり方の調査報告をいただいておりますけれども、二丈庁舎や志摩庁舎の窓口業務の処理件数が平成23年は二丈、志摩の支所総合窓口で住民票や印鑑証明、戸籍などが2万3,584件、業務全体の50%となっております。二丈、志摩の支所を合わせて約5万件の処理がされているということです。  そこでお尋ねします。現在これだけの市民が分庁舎を訪れていることについて、現在の状況でいいですから、どう思われますか。 497 ◯議長(有田継雄君)  福嶋市民部長。 498 ◯市民部長(福嶋 剛君)  先ほどお答えしましたとおり、1日に51.5人と60.1人ということで、本庁に比べますと非常に少ない状況だというふうに認識をいたしております。  以上です。 499 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 500 ◯15番(檜和田正子君)  もちろん本庁舎といえば、糸島の市民の方が多いから、それだけ多くの方が訪れられるというのはわかります。  それで、現在、支所で行っているその仕事を支所をもし廃止して本庁舎で行うことになっても可能であるという報告もされております。つまり二丈や志摩の窓口の利用者が少ないということは、現在は前原の本庁舎に比べて少ないということは当然です。今は二丈、志摩支所で発行されている住民票や印鑑証明、戸籍、納税証明書などの発行をもし二丈のどこかで仮にするとかいうことが可能かどうか、それをちょっと伺います。 501 ◯議長(有田継雄君)  柴田企画部長。 502 ◯企画部長(柴田 潔君)  今言われておるような質疑といいますか、協議については、先ほどから言っておりますように、庁舎のあり方等調査特別委員会の中でいろいろやりとりがあっております。そういったことで議員も御承知だと思いますので、その辺で理解をお願いしたいと思います。 503 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 504 ◯15番(檜和田正子君)  もう検討したからということで今答弁されましたけれども、例えば、そういう証明書の発行が多いということで、それに今現在の分庁舎じゃなくて何かかわりにしようかなという話が出たと思うんですけれども、印鑑証明など、そういう発行が支所以外でできるのか、それについてどんな計画をされているのでしょうか。伺います。 505 ◯議長(有田継雄君)  柴田企画部長。 506 ◯企画部長(柴田 潔君)  今の質問については、報告書の8ページにも調査結果の部分で書いておられます。それについては、こういった報告書を受けて今後考えていくような形になろうかと思っております。  以上です。 507 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 508 ◯15番(檜和田正子君)  ここに書いてありますそういう代替案ということで理解していいと思うんですけれども、本庁舎がここにあるんですけれども、今現在は二丈支所、志摩支所でそういうところで受け取れる書類が今までに比べて本庁舎まで来るのが何キロも遠くなるわけですよね。それを代替の案があるからということですけれども、それについてはこれからも検討されるということで理解していいですか。 509 ◯議長(有田継雄君)  柴田企画部長。 510 ◯企画部長(柴田 潔君)  はい、そのとおりです。先ほど申し上げたとおりです。 511 ◯議長(有田継雄君)  松本市長。 512 ◯市長(松本嶺男君)  初日に今おっしゃっております本庁舎及び支所の今後のあり方等についての調査報告書が特別委員会から提出されております。執行部といたしましては、これを最大限尊重して実施に向けた準備をしていくことになろうかと思います。だから、ここに提案されてありますことについては、おおむねこの案に沿って私ども実現を図っていくということを考えておりますので、御質疑につきましては、これに書いていないことをよろしくお願いします。 513 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 514 ◯15番(檜和田正子君)  書いていないことを言いたいんですけど、ここに書いてあるのは、本庁舎から離れた距離に住む市民に対して今まで以上に配慮することを強く求めるということが書いてあるんですけれども、例えば、印鑑証明とかも発行ができるのかなという、そういうことをお尋ねしたかったんですけれども、それはこれから検討されるんだろうと思いますので、それはいいです。  それから、支所をなくすということは地域の活性化がなくなるのではないか。例えば、今はその支所で乳幼児や高齢者の保険や福祉、見回りなどについての地域の実態をそこでお話しして、相談窓口で聞いていただいていると思うんですけれども、私たちが心配することは、これからきめ細かな行政サービスが恐らくできなくなるのではないかという心配で今質問をしております。  それで、国民健康保険の相談や後期高齢者の保険の相談などが今一番多いと思うんですけれども、本当に困ってから相談に行かれるんですね。だから、私たちとしては、支所があって身近なところで相談に応じてほしいという気持ちで、支所はなくさないでくれという私たちの気持ちできょうの質問も行っているところです。  それで、支所の窓口の業務別の処理件数の内容については、一人一人の市民の相談は大事なことです。相談件数が少ないからとか、本庁舎でできるからという問題ではないと考えます。分庁舎の大事な大事な、本当に住民にとってサービスとして総合窓口が現在も行われております。庁舎の統合でこの業務がもしなくなるということでは、二丈や志摩の人々にとっては合併のときからの不安なことがありました。合併したくないという、二丈のときも選挙で3,000人ぐらいの方が合併反対という意思を表明されましたので、そういうことで庁舎の統合については、現在、庁舎が統合されようとしているものですからですね…… 515 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員、一般質問でございますので、一方的に発言されるのはですね。行政事務についての一般質問をお願いしたいと思いますけど、よろしくお願いしておきます。 516 ◯15番(檜和田正子君)続  一般的に申し上げておりますけれども、私たちが考える住民の方の意見を市は尊重していただきたい、取り上げてほしいということで一般質問をしておるところですけれども、分庁舎の総合窓口を統合することについては住民の方は反対です。住民の声は届いていますでしょうか。 517 ◯議長(有田継雄君)  柴田企画部長。 518 ◯企画部長(柴田 潔君)  その件についても、この調査特別委員会の中で説明してきました。過去からの経過、その合併協議の中から地域審議会の協議等、説明しておりますので、御承知だと思います。  それと、相談のことについての対応についても、8ページの報告書の中にもそういった強く求めるということで書いておられます。それについては、先ほど市長も申し上げましたように、その辺の対応もしていきますので、そういったことで御理解をお願いしたいと思います。  以上です。 519 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 520 ◯15番(檜和田正子君)  そういう窓口の業務のほかに、分庁舎の機能として防災拠点としての機能が求められているんではないでしょうか。志摩には今、庁舎の前に消防署が隣接して建設をされております。防災に関しての自治体が取り組む大きな機能があると思います。糸島市としての防災計画、現在、自治防災組織も含めて取り組んでありますけれども、二丈と志摩の支所での防災拠点としての役割はどうなっていくのか、それを伺いたいと思います。 521 ◯議長(有田継雄君)  三角危機管理部長。 522 ◯危機管理部長(三角孝志君)  支所廃止後の防災拠点の考え方でございますけれども、支所廃止後におきましても、現在と同様、現在の二丈、それから志摩支所、そこに現地対策本部を設置をいたしまして対応していくということにしておりますので、防災拠点としての機能は維持していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 523 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 524 ◯15番(檜和田正子君)  答弁いただきました二丈、志摩の現地対策本部をどんなにして立てるんですか。 525 ◯議長(有田継雄君)  三角危機管理部長。 526 ◯危機管理部長(三角孝志君)  現地対策本部のイメージを少し申し上げさせていただきたいと思いますけれども、今現在は、大雨警報が出ましたら今いる職員で警戒に当たっております。それから、災害の進展によりましては、これはもちろん本庁に災害対策本部を設置した場合ですけれども、約35名から40名の職員をそこに派遣をいたしまして災害対応をしておりますので、それをそのまま支所廃止後も引き続きそのような対応をして、地域の安全・安心、これを守っていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 527 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 528 ◯15番(檜和田正子君)  大雨とか地すべりなど、いつそういう災害が発生するかわからないという状況で大変心配しているところです。二丈町のときも町長がそれこそ災害の制服を着て待機されていたという姿を覚えておりますので、糸島市になって、二丈、志摩の現地対策本部がきちんとできるということを今確認しましたので、それはいいです。  それから、糸島市のお隣の唐津市のことをちょっと申し上げてこの質問を終わるんですけれども、合併後も支所は残っております。この間、七山と浜玉のそういう前の庁舎に行ってきました。そこに住む住民の方は、議員とかはもう唐津市になったから唐津市に行って、そういう契約関係でも高額な金額については唐津市で行うけど、小さな発注については今までどおりですよというふうに言われました。  それで、住民は今までと変わらない、安心して支所でそういう用事を済ませてあります。唐津市の例なども研究していただきたいと思います。唐津市はそういうことで住民の方は唐津市まで行かなくても用事は済んでいるということを言われました。  糸島市が合併して3年と8カ月たちました。安心して暮らすことができますように、この自然豊かな糸島市に住んでよかったと言えるまちづくりについて、住民サービスを本当に大事に考えていただきたいと思います。考えて、これから準備していくと言われましたけれども、考えるなら今でしょと言いたいんですが、どうでしょうか。
    529 ◯議長(有田継雄君)  谷口副市長。 530 ◯副市長(谷口俊弘君)  今、檜和田議員いろいろ御心配をされているようでございますが、そういった心配がないように議会でも調査特別委員会が設置されて精力的に検討がなされております。  また、執行部におきましても、外部の委員による検討委員会を設置しまして、今後、二丈支所、志摩支所のあり方について検討を加えております。  これから、最終結論には至っておりませんが、御心配の向きがないように精力的に結論を出していきたいと、そのように思っています。 531 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 532 ◯15番(檜和田正子君)  それでは、次の質問に移ります。  糸島市に、障がいのある子供の教育施設をということで、糸島市には特別支援学校がありません。糸島市になぜつくらないのか。  県のそういう施設の状況を調べました。40のそういう学校があるんですけれども、糸島市は離れ小島になっているのではないか。そういう施設がないんですね。  きのうの伊藤議員の質問と重なりますが、松本市長の答弁に、継続して要望をしていくということをおっしゃられました。福岡県の特別支援学校のそういう建設といいますかね、計画については、平成27年度、直方につくるということは書いてありましたけれども、平成27年度以降の計画がまだないようです。糸島市がまず名乗りを上げて、その何十年以前から要望を出されてきたということもきのうわかりましたので、夢の実現のためにはこの特別支援学校をぜひ糸島市にというその願いを、市長を初め、教育長や保護者の皆さんなどが一丸となって力を合わせて、特別支援学校を糸島市に呼び込んでいただきたいと思いますが、そのために私たち、本当に力になりたいと思っておりますが、いかがでしょうか。 533 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 534 ◯教育部長(井土敏幸君)  昨日、伊藤議員の答弁で申し上げたとおりでございます。要望を続けていくということで答弁させていただいております。  以上でございます。 535 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 536 ◯15番(檜和田正子君)  要望をしていただきたい、そして、ぜひ糸島市が空白になっておりますので、その空白がいつのときにここにというのが実現するか、本当に力を入れていただきたいと思います。  次に行きます。  子供を育てているお母さんにお話を聞く機会がありました。糸島市のその障がいを持った子供たちの将来についてどのように計画を立てて支援をされているのか、伺いたいと思います。  例えば、赤ちゃん誕生のときから健診がありますね。子供の発育についての相談などの機会はどうなっていますか。 537 ◯議長(有田継雄君)  井上人権福祉部長。 538 ◯人権福祉部長(井上日出海君)  まず、幾つかの事業がございまして、今おっしゃいましたように、生まれてからということになりますと、子育て支援センターで家庭訪問等をやっておりまして、これは障がいがあるかないかは関係なく、全ての家庭に訪問していろんなお話を聞いております。  今おっしゃいました障がいを持ってある方についての親の相談とかという事業でございますけれども、幾つか申し上げたいと思います。  まず、子育て支援センターで行っております障がい児等の療育事業でございます。これはふれあいで行っております。  それから、各種の公立保育所、私どもは3つございますけれども、その中でいろんな相談を受けたり、あるいは場合によってはいろんな機関の紹介も行っております。  それから、市のほうで家庭児童相談室を設けておりますので、ここでいろんな方の相談を受けておりまして、これを年間で言えば約400件ぐらい受けております。その中で障がいについての相談は50件ほどございます。  それから、これはあごらにございます障害者相談支援センターでございまして、ここでも相談窓口を設けておりまして、ここでは年間約1,000件の相談があっておりまして、障がい関係については100件ほど受けております。  あとは県のそういう支援事業の中で民間の志摩学園あたりにも委託されて事業が実施されております。  以上でございます。 539 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 540 ◯15番(檜和田正子君)  子供が小さいときはなかなかその診断が難しいというふうに言われました。それで、子供さんが発達がおくれているんじゃないかという、そういうのが3歳ぐらいになってわかったということをそのお母さんは言われました。それで、専門的な診断というのは誰がされるんでしょうか。 541 ◯議長(有田継雄君)  井上人権福祉部長。 542 ◯人権福祉部長(井上日出海君)  基本的には専門機関になると思いますけれども、今、私ども市のほうで回っているのは保健師だとか保育士あたりが回って、やはりまずお話を聞いて子供の状態を見る、親の状態を見るということで、それからスタートするようになると思います。 543 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 544 ◯15番(檜和田正子君)  子供さんが発達がおくれているということが早くわかるほど、そういう専門的な治療が始められるというふうに思いますので、そういう診断をされる方、それから相談件数も随分多いようですので、それについては親身に相談に乗っていただきたいと思います。  糸島の子供たちの進学の相談ということで伺います。どこで進学などの相談は受けられるか。市役所ですか。 545 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員、通告には入っていませんけど。障がい関係の相談じゃないんでしょう、今んとは。通告には入っていないでしょう、今の質問は。(発言する者あり)障がい児ならわかりますけど。(「そしたら障がい児」と呼ぶ者あり)なら、そげんかふうに発言を。井土教育部長。 546 ◯教育部長(井土敏幸君)  学校で相談を受けます。 547 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 548 ◯15番(檜和田正子君)  それぞれの学校で相談を受けるということでいいんですか。 549 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 550 ◯教育部長(井土敏幸君)  それぞれの学校で就学相談を受け付けております。  以上でございます。 551 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 552 ◯15番(檜和田正子君)  特別支援学校のパンフレットを見たら、各自治体では教育委員会が窓口になっているというふうに書いてあるから、教育委員会で受け付けているのでしょうか。違いますか。 553 ◯議長(有田継雄君)  井土教育部長。 554 ◯教育部長(井土敏幸君)  相談をどこで受け付けるのかということでしたので、各学校というふうに申し上げております。そこで、この子はということでピックアップされた子が最終的に判定会議ということが教育委員会も入ったところでの会議の中で最終決定に至っているということでございます。  以上でございます。 555 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 556 ◯15番(檜和田正子君)  糸島市の特別支援学校がないということで、私がお会いした方は高校のスクールバスのことを言われました。それで、支援学校というのが、きのう、伊藤議員の質問の中では太宰府のことが言われましたけれども、現在、糸島市で伊都バスが走っているというふうに聞きましたが、これについて、保護者の負担がこれからどうなるのかという大変な不安をお持ちだったので、その伊都バスが走っているということについて伺います。 557 ◯議長(有田継雄君)  井上人権福祉部長。 558 ◯人権福祉部長(井上日出海君)  生の松原特別支援学校、これは福岡市立でございますけれども、平成22年度まで福岡市のバスで送迎されておりましたけれども、自費通学ということで福岡市が決定しましたので、平成23年度から糸島市が送迎バスを運行しております。  以上でございます。 559 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 560 ◯15番(檜和田正子君)  保護者の方の心配は、伊都バスはバス、それからガソリン代は市が出しているでしょうけど、保護者の負担というのはないんですか。 561 ◯議長(有田継雄君)  井上人権福祉部長。 562 ◯人権福祉部長(井上日出海君)  運行にかかわります直接の、例えば、バス代だとかというのは市が負担をしております。ただ、中に同乗される世話人の方、やっぱり2人ぐらい要りますので、この方について保護者の負担でしていただいております。この費用というのは日常的に定期で行かれる定期代、それに相当する額でございまして、大体一月1万円程度というふうに考えております。  以上です。 563 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 564 ◯15番(檜和田正子君)  定期券代というのは、子供さんが普通自力で通われる場合の。それは県が補助をするんでしょう。違いますか。 565 ◯議長(有田継雄君)  井上人権福祉部長。 566 ◯人権福祉部長(井上日出海君)  所得の関係で県での補助もあるというふうに聞いておりますけれども、基本的には自己負担をされますので、このバスを使った場合については、バス代じゃなくて、そういうサポートしていただく専門員の方2人は乗車されておりますので、その方の費用として親の会のほうが負担をされておると。この代金が1人に直すと、大体自費通学されている定期代に相当するというふうに考えております。 567 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 568 ◯15番(檜和田正子君)
     子供がJRで行って、それから路線バスに乗ってと、その場合の県が補助するというふうに聞いたもんですから、例えば、伊都バスの場合の保護者負担というのが本当にこれからどうなるかというのを心配されて声を寄せられました。今は1万円というのは所得で最高ですか、その方は。(「意味のわかっとらん」と呼ぶ者あり) 569 ◯議長(有田継雄君)  あのさ、理解していないけんね、かみ合わんとたい。定期代相当やら言わんでさ。井上人権福祉部長。 570 ◯人権福祉部長(井上日出海君)  県でやっておるのは、自費通学をされて、例えば、運賃だとか定期で買われますよね。それを県が補助されるということなんです。私どもがやっておるのは、送迎バスを出して、そのバス代については無料ですよと。ただ、バスの中にはお世話する方が必ず要ります、知的障がいの方が乗ってありますので、暴れたり騒いだり、危なくないように2人とか3人の指導者をつけています。これはそういう運賃にかかわらないんですけれども、これは保護者のほうで雇っていただいてやっていただいております。これが1人の親で大体1万円ぐらいかかっておると、それだけのことです。これについては県の補助も何もございません。  それから、お尋ねの今後どうなるのかということでおっしゃっていましたけれども、一応市のバスとしては平成26年度まで運行するということはもう確定をしておるところです。ただ、今後心配をされておるということで、その後については、現在、保護者の方と検討、協議をやっているところでございます。  以上です。 571 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 572 ◯15番(檜和田正子君)  その介添えの方の費用が大変負担になっているというふうに感じられているという声でしたので取り上げましたけれども、それが例えば所得で高い人が5万円とかなるとか、そんなことはないですね。 573 ◯議長(有田継雄君)  井上人権福祉部長。 574 ◯人権福祉部長(井上日出海君)  このサポートしていただく方の親の負担というのは県と全く関係ない話でございまして、これについては一律というふうになっております。一律でございます。所得とは関係ございません。 575 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 576 ◯15番(檜和田正子君)  不安を感じてあったので、平成26年度までは1万円でいいですよというふうに言っておいていいですね。  それから、子供さんが高校を卒業して何とか施設に通っているという方の訴えがありましたので、お話しします。私は二丈の吉井におりますけれども、その吉井からそのお子さんは西区の周船寺、わくわくランドと言われたと思いますけれども、お母さんが連れていってあります。朝晩の送り迎えが朝と帰り2回されているそうです。子供さんがそのお母さんの運転される車に乗っているときは高速料金は半額になるそうですが、乗っていないと、そのお母さんがただ帰られるときは半額にならないということだそうです。それで、ガソリン代が高くなって、朝夕のお迎えのガソリン代がかかりますと。子供さんの障がいに合った作業所がしおさいの丘とかみらいとかあるんじゃないのと言いましたけれども、その方はかなり重症の方でしたので、西区のそこに通われることになったそうです。近くに本当に作業所があって、送迎が望ましいということをおっしゃいました。ガソリン代など、そういう交通費についての何らかの支援はできないのかということでしたけれども、いかがですか。 577 ◯議長(有田継雄君)  井上人権福祉部長。 578 ◯人権福祉部長(井上日出海君)  申しわけございませんが、通告にあってございませんので、調べておりません。 579 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 580 ◯15番(檜和田正子君)  今、9月ですけど、障がい者月間ということで市役所のロビーで作業所の方がつくられた作品を販売されておりました。私はぜひ協力したいと思って、しおさいの丘の作業所とか、みらい、第一育生園などの小物とかクッキー、かりん糖などを買いました。これはその一つですけどね。(現物を示す)そういうのを並べられていました。年に1回ではなくて、そういう市役所のロビーなどで毎月でもそういうことができないか、私はそういうことでですね…… 581 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員に申し上げます。一般質問は市の一般事務についての質問を行うものであって、意見の表明や状況報告ではございませんので、その点をよろしくお願いしておきます。 582 ◯15番(檜和田正子君)続  質問です。毎月そういうことができないかという質問です。 583 ◯議長(有田継雄君)  通告の範囲を超えておりますので、あなたが質問したいと通告をしてある範囲内でよろしくお願いしたいと思います。檜和田議員。 584 ◯15番(檜和田正子君)続  子供さんはだんだん大きくなられておりますけれども、親がいなくなった後のことなども本当に心配です。子供のそういうことについて一番相談に乗っていただけるところ、そこはどこでしょうか。そういう窓口を教えてください。 585 ◯議長(有田継雄君)  井上人権福祉部長。 586 ◯人権福祉部長(井上日出海君)  一番は総合的に相談を受けてもらっておりますあごらにございます支援センターでございます。あと、いろんな施策、小さなものたくさんございます。いろんな施策がございますので、福祉支援課でも十分対応できると考えております。 587 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 588 ◯15番(檜和田正子君)  この項の最後になります。8日に2020年の夏のオリンピック、パラリンピックの開催が東京に決まりました。最終のプレゼンテーションでパラリンピック陸上女子の佐藤真海さんがあふれる思いを表現されました。病気との闘い、東日本大震災による故郷の被災、その苦しみを乗り越えさせてくれたものがスポーツの力だったと言われました。絶望の中で見出した、支えてくれたいろんな人の顔が頭に浮かんで泣きそうになったと見事な大役を果たした佐藤さん。明るい笑顔はまるでヒマワリの花のようでした。子供たちの生きる力を育むために一人一人の教育的なニーズに対応した教育を何よりも必要としている子供たちに届けたいと思います。今からでも遅くないと思います。糸島市に特別支援学校をつくらせようではありませんか。その項はそれで終わります。  次、3番目に参ります。  子供の医療費助成拡大についてです。  通告では、中学校卒業まで無料にしないかと載せておりますけれども、糸島市では子供の医療費は就学前までが入院、通院とも無料となっております。安心して子育てができるための医療費の無料化の拡大について、助成を中学校卒業までできないでしょうか。検討はいつされるのか、検討中なのか、伺います。 589 ◯議長(有田継雄君)  井上人権福祉部長。 590 ◯人権福祉部長(井上日出海君)  さきの議会で数人の議員の方に質問をいただいております。現在、検討中でございます。 591 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 592 ◯15番(檜和田正子君)  検討中という答えをいただきましたということですが、最近ですけど、福津市の子供の医療費、9月の議会で補正予算に取り上げられたことが新聞に載っておりました。その内容は、福津市は現在、小学校3年生を上限に支給しているが、来年の1月から、通院は小学校6年、入院なら中学3年まで引き上げるという内容になっております。市の説明によると、その新聞記事ですけど、改正の理由として、子育て環境を整備して定住促進につなげたいという説明でした。糸島市より進んだ市がさらに助成を拡大しているのは、糸島市でも同じように定住促進をしたいというその同じ気持ちではないかと思います。この記事を…… 593 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員、もう幾度となく申し上げております、意見の表明、あるいは状況報告じゃなくして、糸島市の一般事務についての質問をお願いしたいと思います。 594 ◯15番(檜和田正子君)続  この記事を読まれて、検討中という答弁だけで私はちょっとねと思いましたので。検討していただきたいと思います。  それで、子供が小さいときはよく熱を出します。本当に早く病院にかかって病気が重篤にならないうちに治療することが大事ではないかと思います。  ここの質問は最後になります。予算の費用対効果がですね、早期受診で医療費の大きな費用もかからずに本当に大事な命が助かることもあると思います。それについて、検討されているということですが、どのようにお考えか、最後に伺います。 595 ◯議長(有田継雄君)  井上人権福祉部長。 596 ◯人権福祉部長(井上日出海君)  病院に早く行かれて早く治療するというのは当然のことで、一番思ってあるのは親の方だと思っております。私どものほうは、今、福津市で提案されておりますことも存じております。ただ、きのうも答弁しましたように、この医療費の無料化については当然定住化にもつながりますけれども、現在、糸島市にお住みのお母さんやお父さんの大きな支援であると、それが第一歩であると。そして、結果的には定住化にもなるというふうに考えております。  それから、定住化につきましては、これをすれば定住化になるというもんではないと思っています。今までこの議会で子育て支援に関してたくさんの進言もいただいております。この中でその一つとして医療費の無料化の拡大、これも検討しておるということでございます。ただ、前回については、せめて福岡市並みの小学校3年生までやってくれんかという意見もございました。これを中心に今考えておりまして、福津市の状況、県内の状況を考えて今後検討をしていきたいと思っております。  以上でございます。 597 ◯議長(有田継雄君)  檜和田議員。 598 ◯15番(檜和田正子君)  まず、お母さんたちが安心して子育てができて、糸島市に住みたくなるまちづくりということでこれからも取り組んでいかなければならないと思います。その一つとして医療費助成の拡大を取り上げました。これからも皆さんの大きな期待がかかっていると思います。この支援についてよろしくお願いします。  以上で終わります。 599 ◯議長(有田継雄君)  これをもちまして、檜和田議員の一般質問を終了します。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれをもちまして散会いたします。      (午後2時42分 散会) Copyright © Itoshima City Council Minutes, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...